第15夜＿Grinding ページ17
？？「あっ！ねーそこのカボチャー！」
劇場の裏で休憩をしていると、女の子が現れた。
？？「“カボチャと魔女”のチケット、どこで買えばいーのぉ？」
ペロペロキャンディーを舐め、傘を握りしめている女の子。
アレン「いらっしゃいませー♪チケットはこちらですー！」
？？「んー」
女の子の背中を押しながら誘導するアレンは生き生きとしていた。
A「じゃ、リナリー！後半頑張ってくるね！！」
リナリー「頑張って！」
あたしもアレンと女の子の後を追った。
座長「何だと！！！」
ミランダのいるもとへ向かおうとした途端、座長の怒鳴り声が聞こえた。
＿＿＿嫌な予感。
座長「売上金をスリに盗られただと？！」
ミランダ「す、すいません…」
座長「バカヤロウ！！」
劇場の前には声を荒げる座長と、泣きそうな声で謝罪するミランダ。
アレン「お嬢ちゃん、ちょっと待ってて」
女の子にいったん待ってもらうよう指示して、あたしとアレンはミランダに近づいた。
アレン「ミランダさん」
ミランダ「ア、アレン君ごめんなさい…他のお客さんにチケット売ってる隙に…」
A「泣かないで。スリの姿は見た？」
ミランダ「茶色い上着の長髪の男…あっちへ逃げたわ」
弱弱しい声で、震えながら逃げた方向を指差した。
アレン「リナリー！」
リナリー「上から行くわ」
出来事の一連を聞いていたと思われるリナリーはミランダの証言をもとにスリを追っかけた。
アレン「大丈夫、捕まえてきます」
カボチャの仮装を脱いで、アレンもリナリーと同じ方向へ走り出した。
A「ミランダ大丈夫だよ。悪いのは全部スリなんだから。ミランダは悪くないんだよ？」
涙が止まらないミランダにやさしく声を掛けた。
ミランダ「なんで私ばっかりこうなのよ…なんで私のイノセンスなのよ…っ！！」
大丈夫、と声を掛けようとする前に、ある人が先に声を出した。
？？「あんたの時計がイノセンスなんだぁー♪」
チケットを買いに来た…女の子？
A「なんで…君が…っ…ぅあっ…ぐっ…ぃあぁああぁっ…！！」
女の子に気を取られているせいで背後から来ていた音波系アクマに気付かなかった。
精神にダメージを受けたのか、それ以降のことは全く覚えていない。
覚えているのは意識を失う直前に見た、
泣きながら何かを叫ぶミランダと、笑顔の女の子だけだった。
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匿名 - リナリー最強(笑) (2015年8月23日 8時) (
レス) id: 08e524d61e (このIDを非表示/違反報告)
白悪魔 - 梨々愛さん面白いです♪ 私もＤグレで小説かいてます！作者名は白悪魔です！よかったら、見てください＆コメくれると嬉しいです(≧ω≦) (2014年7月30日 22時) (携帯から) (レス) id: 550ba467b4 (このIDを非表示/違反報告)
梨々愛＠もなか(プロフ) - 零姫♪カノ厨さん» すいません!!オチアンケートは締め切らせていただきました。ちなみにこの小説は第４弾まで進ませていただきましたので、よければそちらも読んでいただけると幸いです。 (2014年7月12日 10時) (レス) id: e8388f7664 (このIDを非表示/違反報告)
零姫♪カノ厨 - あの！はじめまして!! 今更遅いかもしれませんがカノがいいです！！ (2014年7月12日 6時) (レス) id: 6352acbe0b (このIDを非表示/違反報告)
梨々愛＠メカクシ団入団希望(プロフ) - 高美緑さん» 分かりました！ (2014年4月9日 20時) (レス) id: e8388f7664 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梨々愛 | 作成日時：2014年3月26日 17時
