誰にも言えない私の秘密

秘密37 ページ39

ふっと頭に浮かんだお兄ちゃんの薬



貴「お兄ちゃんッ！！！！！！」


と「なに？」



今は、雨が降っている



貴「これ、飲んでみて！！！！！」



コップに入っているのは、水、ではなく、雨の水



と「なんで水？w」


貴「いいから！！！」


と「...飲んだ...よ....?」



宝石が淡く光る


パキンッ



と「？！」


貴「や、ったぁ！！！」


と「なにを、したの...?」


貴「ふふっ。空のあめ(・・)だよ？
　 空から降るものなら、なんでもいいのかなって」


と「あははっ！流石A、頭いいなぁ」



お兄ちゃんが私の為に笑ってくれてる


でも、私のものにはなってくれない、いや、なれない


コロン


また、涙が出て、落ちた


そして、花もハラッと落ちた


お兄ちゃんの驚いた顔が見える


花言葉を知られていたら困る
私は逃げるように部屋に入り、鍵を掛けた


幸いお兄ちゃんの部屋には、私とお兄ちゃんの二人だけだった



出た花は、赤と黄色が特徴のリナリア＿＿＿＿＿

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