>招待39 ページ41
魔力を使っては意味がない
ということはこの場にあるこの薬草だけでできるということだろうか
ビーカーでなにができる...?
クラスメイトもわからない、という顔で薬草とにらめっこだ
「....!」
気になる薬草が目に入る
だがそれは薬草というよりお花に近い何かだ
他にもお花に似たものはあるが、それは鮮やかな色で僕の目に一際目立ったように目が留まる
それを掴み、もうひとつまるで雑草のようにどこにでもありそうな...
でもどこか生命力の強そうなそんな薬草を手に持った
他はぴんとそれだ、と思うものがないため、籠を床に置いた
薬草が決まったまではいい
だがこれをどうすればできるのだ
「うーん.........」
とりあえず、紐のようにくっつけてみるか?
魔法なのだからありそうだ、と縄のように固結びしてみるも動く気配はない
ではビーカーで潰すか
うん、とどこか納得したようでビーカーを手に取り、二つの薬草をぶち込む
まぁなんとかなるっしょ〜という気で一緒についてた太い棒でぐりぐり捻りつぶす
「〜♪〜〜♪」
「うわっA、酷い色だね」
ぷっと吹き出し僕のビーカーを指さしながら蛍は言った
....まぁなんとかなるっしょ...と小さく零しながらこれでもかと次は混ぜ始める
淡く薬草が光った
これはまさか?そう僕は思いながらビーカーを見つめること数秒
「っしゃ!!!!」
案の定どういう構造か皆目見当つかないがビーカーは消え、
その代わり紫の小さな可愛い瓶が二つ、机に出現した
「先生!!!!たぶんできました!」
魔力を使ったかどうかはわからないが、腕を回し疲れたこと以外問題はないため、
結果的マジの方向で魔力回復薬が完成した(回復できるかは不明)
「おーはやいな夜見...あとで自分で飲んで試すからそれまで割らずにとっとけ」
「わかりました」
先生の言葉に軽く返し、机の上にある瓶をつつく
ガラスの音特有の鈍くも高い音を鳴らす
周りはまだ悪戦苦闘中でできているのは僕だけらしい
「...ふっさっき僕のこと軽く貶したくせに自分はできてないんだ」
暇だったから蛍をいじることにした
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狐火@リリ(プロフ) - 雪さん» ありがとうございます...!!好きと言っていただけてとても嬉しいです!!頑張ってる甲斐がありますね(?)はい!頑張らせていただきます! (2018年9月10日 10時) (レス) id: 41b0d1e44a (このIDを非表示/違反報告)
雪 - もうこういうの本当に好きですッ……!応援してます!これからも頑張ってください! (2018年9月10日 9時) (レス) id: bffa599f6a (このIDを非表示/違反報告)
狐火@リリ(プロフ) - 雫さん» 面白いと言って頂きありがとうございます!はい!更新頑張りますね! (2018年8月29日 7時) (レス) id: e8b465b928 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - おもしろいです 続き楽しみにしてまーす (2018年8月29日 2時) (レス) id: c5e3b2c259 (このIDを非表示/違反報告)
狐火@リリ(プロフ) - レイさん» ありがとうございます!自分でも続けられるよう頑張りますね! (2018年8月9日 23時) (レス) id: e8b465b928 (このIDを非表示/違反報告)
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