魔法学校に招待された件について

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魔法実技の教師は直井学先生
授業を受ける前に武田先生から紹介を受けた



「今日は夜見も来たことだし、復習も兼ねて簡易魔法をするぞ
　お前らは完璧だから応用をして、夜見はこっちで魔力測定等をしてから
　簡易魔法を習得しよう
　じゃ、ペアを組め」



ここはあの広い闘技場の4分の3ほどの大きさだ
直井先生がそういうと並んでいた生徒たちが一斉に動き始める
もう決まっているようで、すぐに2人になっていた


僕の隣には英
いつも一緒にいるらしい勇太朗は渉とペアになり、話し合っている



「夜見は国見とペアになったんだな
　国見も久しぶりに魔力測定するか？」



こくっと頷く英
僕たちは魔法の流れ弾が来ないように闘技場の端に3人で移動した


直井先生が用意したらしいイスが三脚あり、
その一脚の前に机、それを挟んで2客イスがある、といった感じだ


机の横にはなにやら身長測定に使うようなまっすぐな大きく太い棒のようなものがあった


イスに三人とも座ってから直井先生は話し出す



「軽く説明する、この机のこれに腕をはめて魔力を測定する
　横のこれは魔法をぶつけて魔力とか攻撃の力とか測れるが、
　国見はどっち使うんだ？」


「俺攻撃力測りたいです」



わかった、と机の上の機会をいじりだす先生
血圧測定のようなものが目の前に出され、とりあえず言われた通り腕を入れる



「バングルは一時的だが外して測ってくれ」



二言返事で短く返答し、魔力測定機に腕を入れたままバングルを外す


一瞬エラーになったが、測定を始めたようだ



「...？」



直井先生は測れたら声かけろよー、と少し席を立ち競技場の真ん中に移動した


手渡されたタブレットに表示される文字はずっと測り中
だがその中央にははっきりと"SSS"と表示されている


魔力量は測れないがそのランク？は測れると...



「直井先生！測れません！」



僕が大声を出して声を掛けると、英と直井先生と話していた忠と蛍も此方を向いた
今行く！と先生は二人と軽く会話を交わし此方に来た



「うーん...壊れてるわけじゃないんだけどなぁ...」



先生はタブレットとにらめっこし、悩みだした


昨日からの会話からして僕の魔力が多いことと関係しているのだろうか
取り外したバングルを持つ僕の手を見つめた


隣では英が僕たちを気にしないとばかりに近くに小さな角と羽が生えた悪魔のような子を駆使し
闇の攻撃を繰り出していた

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