魔法学校に招待された件について

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自分の教室と言えど、まだ他の生徒はご飯中で誰もいないので心細い


1人、考えていて重大なことを思い出した



------バングルが、壊れている



先程暴走した際、結界にぶつかったのと、暴走でバングルが壊れ、多分まだあの食堂内だ
それに返されたとしても壊れていてもう使い物にはならないだろう


どうしよう、そう思って及川先輩にテレパシーを送ってみる



『及川先輩、聴こえていますか？』



僕が送ったと同時に声が聞こえた



『うん！聞こえてるよー！どうしたの？』


『あの、さっきの暴走でバングル壊れたんですけど...
　それに食堂に落ちたままなんです...』



あっ！！と及川先輩が叫ぶ
キィーンと頭が痛くなった
騒がしい



『忘れてた！！校長に知らせとく！すぐに来ると思うよ！』



そう及川先輩は叫ぶと、通信が切れた


それから数秒教室の前で立っていると、教室内で困惑の声が聞こえた



「あれ？及川によると此処にいるはずなんだが...」


「あ、先程ぶりです
　まだ席わからないので廊下にいました」


「おぉ、そうか
　まあ暴走は一回は通らなきゃいけない道のようなもんだから気にすんな
　んじゃ、これ新しいやつ、昨日渡したのより強力な奴にしたから
　またぶっ壊してもいいんだがな！」



がははと笑う鳥養校長に苦笑いをする



「はい、ありがとうございます
　気をつけますね」


「もうそろそろだな、学校二日目頑張れよ！」



頭を撫でてから鳥養校長は消えた
鳥養校長って、子供の扱いに慣れているのか、
安心させるのが上手だ
頭を撫でられると安心するし、言葉１つ１つが優しく感じる


その後またも廊下に立っていると、武田先生がいらっしゃり、生徒が集まるまで話し相手になってくれた


生徒は扉ではなく、直接教室に瞬間移動してくるのか、廊下の人通りはほぼ無いに等しかった



「じゃあ、Aさん貴方の席は後ろの月島くんの隣です」



短く僕ははい、と答え分かりやすく控えめに手を挙げている、
気だる気な月島君の隣の空いた席に座った


教室は1年の中でも強い人の集まりだからか、少人数で11人しかいなかった



「今日の朝のHRの時間を使って短いですがAさんの自己紹介も兼ねて
　仲を深めましょう！」



武田先生が楽しそうに拳を作ってみんなに話す
それから手短に武田先生は朝の話を終わらせ、一限目に移った

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