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☆
そんな自分の気持ちを奥底に押し込み
ペダルを漕ぎ進める
冷たい風は私の心まで蝕んでいくようで
急いで学校へと向かう
絢乃「おはよう〜」
駐輪場で声をかけてきた彼女は
園田 絢乃(そのだあやの)
この子も長い付き合いだけど
住んでる場所が家と真逆で
学校内ばかりで遊んでいた記憶しかない
貴方「おはよ」
絢乃「今日は早いね、いつもなら教室で会うのに」
貴方「寒くて飛ばした、早く行こう」
絢乃「なるほど、行こうか」
同じ制服を着た人達が
ぞろぞろと同じ場所に向かう
その中で一際目立つ彼の姿は
ここには居ない
そそくさと靴を履き替え
教室へと入る
絢乃「ねぇ、A」
貴方「なに？」
絢乃「今日お昼外で食べない？」
貴方「え、嫌だよ、寒いし」
絢乃「んー、じゃあ4階の空き教室は？」
貴方「いいよ」
だいたい絢乃がお昼の場所を提案する時は
悩み事があって相談したり
大事な話がある時
今日はなんだろう…
あまり悪い話じゃないと良いけど…
☆
続く
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作者名：りりか | 作成日時：2018年1月12日 13時
