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『あ！お弁当箱わすれたー！！』
クラブが終わり帰りの準備をしてたら、鞄の中にお弁当箱がない事に気づく
『教室に取りに戻るから、先に帰っててーー』
「待っとくよー」
そう言ってくれた優しい友達2人に
『もう遅いし、私の教室ここから遠いし大丈夫だよ！』
そう言って2人にバイバイして、反対方向へ歩きだす
長い渡り廊下を渡たると、もうすっかり夏の匂いになったまだまだ明るい空に、薄く白い月が浮かんでる
明るい時に出てる月がなんとなく好きな私は綺麗だなーって思いながらそれを見上げていた
あっ！いけない！早く教室いかないと、鍵しまっちゃう！
廊下は走ったらだめだけど、小走りで走り出す
廊下の角を曲がった時、1人の女の子とぶつかりそうになった
『ごめんない』
その子は顔を上げないで軽く会釈をするとまた走りだして行ってしまった
…もしかして、泣いてた？
涙を拭ってるように見えた
少し気になりながらも、教室のドアの前まで早足で歩く
ドアを開けると、風がフワッてふいて、
さっきみた月みたいに白く輝いてる
金色の髪がサラりと揺れるのが見えた
「あれ？岸本？どーしたん？」
『え？……ああ、お弁当箱忘れちゃって』
まるで映画のワンシーンを見てるみたで
一瞬見とれてしまった、その姿……
「そーなん。岸本もけっこう抜けてるからなー」
自分でも、それは思うけど、平野くんには言われたくないな……なんて思いながら、自分の机へ向かう
『平野くんは……何にしてるの？』
「ん？あー人に呼ばれて……まぁもう終わったけど」
『そうなんだ』
うん、って返事とともに平野くんのお腹が盛大になった
「聞こえた？」
『うん。さすがにあれは聞こえた(笑)』
照れた笑顔が子供みたいで可愛いかった
『カップケーキならあるけど、食べる？』
私は鞄からさっき部活で作ったカップケーキを取り出しす
「ええの？？」
うん。って頷いたら嬉しそうにそれを受け取り、さっそく袋を空けると、大きな口を開けてパクリと食べた
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Riri(プロフ) - あさひさん» あさひさーん！ありがとうございます！コメントめっちゃ嬉しいです。すでに一目惚れですか！！あのフェイスですもんしかたありませんね。 (2019年12月9日 7時) (
レス) id: 0b07168624 (このIDを非表示/違反報告)
あさひ(プロフ) - Ririさん！新作ありがとうございます！わーDK岸くん！！！すでに一目惚れしました！！！またコメ欄荒らすかもです…最初に謝っときます、さっせん！ (2019年12月8日 21時) (レス) id: ab63e884ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Riri | 作成日時：2019年12月8日 12時
