First Love 12 ページ38
ようやく暑い夏の終わりを肌で感じるようになってきた。予定通り工事は進み、視察の日を迎える。
やっと、会えるんや……やっと、気持ちを伝える時がきたんや、
滅多に緊張なんかしないタイプやけど、この時ばかりは少し緊張してた。
現場に着くと、もうAさん達は着いていて、
他の社員さんに達に捕まってしまった。
少し離れた所にいる、Aさんに会釈だけして他の人達と見て回る。
逸る気持ちを抑えて……
一通り見て終わり、皆がこの後どうする？と話しはじめたころ、中庭を抜けてあの部屋と向かうAさんの姿が見えた
俺もスっとその場から離れて、向かう。
部屋に入ればAさんの姿はなかったけど、きっと地下へ行ったのだろう
細長い窓を見上げる……あの日あの時、この部屋から全てが始まったんやろな……
抱きしめるたびに強くなっていったこの気持ちをなんて伝えたらええんやろ？
扉が開く音がして、振り返るとAさんが入ってきた、
今すぐにでも抱きしめたい気持ちを抑えて、平静さを装って、皆がご飯へ行こうとしてる事を伝える。
それから……後で2人で抜けようと持ちかけた。
少しあいた間に不安になったけど、「わかった」と答えくれた。
ご飯屋さんに着いて、離れたところにAさんは座る、俺は気が気じゃなくて、早々に仕事がまだあるからとその場を抜けた。
Aさんはなかなか抜けるタイミングが掴めず、まだかかるとの事だ
適当に車を走らせながら、どんな風にこの気持ちを伝えようかと、あれこれ考えた。
だけど……実際顔を見たら、そんなモノ全て消えてしまって、付き合って欲しいと、彼女とは別れたと伝えるだけで精一杯やった。
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Riri(プロフ) - 初子さん» 初子さん！そう言って貰えて嬉しいです。 (2019年8月1日 21時) (
レス) id: 0b07168624 (このIDを非表示/違反報告)
初子(プロフ) - 紫耀くん側の視点も良いですね！素敵です。 (2019年8月1日 16時) (レス) id: 53be1ac94d (このIDを非表示/違反報告)
Riri(プロフ) - 初子さん» またまたコメント頂きありがとうございます。初子さんも永瀬くん！実は永瀬くんが1番妄想捗りますw構想が纏まっまたらまた書くと思いますので、その時はまたよろしくお願いします！ (2019年7月18日 0時) (レス) id: 0b07168624 (このIDを非表示/違反報告)
Riri(プロフ) - ふみなさん» ありがとうございます！永瀬くん、短編の設定が気にいってまして、続きを書きたいなーとかは思ってます。長編もいずれまた纏まったら書きたいと思ってます。 (2019年7月18日 0時) (レス) id: 0b07168624 (このIDを非表示/違反報告)
初子(プロフ) - 終わってしまった！寂しいです。紫耀くん目線も楽しみです！そしてれんくんの作品を読みたいです！ (2019年7月17日 20時) (レス) id: 53be1ac94d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Riri | 作成日時：2019年7月4日 19時
