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横に平野さんの姿はなく、しばらくぼんやりした後、ベッドの下に落ちてたマキシワンピースを拾いあげて、袖をとおす
部屋を出てお風呂場をノックすると、上半身裸のままの平野さんが出てきた
｢おはよ……｣
『おはよう……』
なんとも言えない恥ずかしさに包まれる
『あの、御手洗借りるね……』
｢どーぞ(笑)別に勝手に使ってくれええのに｣
｢タオル出しとくから、シャワー使ってね｣
ありがとう。そう言うって平野さんと交代でお風呂場へ入る
シャワーを浴びて、髪を乾かして、薄くお化粧をして部屋に戻ると、甘くて美味しそうな香りが漂っていた
『何？いい匂い！』
｢んー、フレンチトースト。食べる？｣
『うん！』
｢まだあんまり染みてないかもな……｣
そう言って出された、フレンチトーストはいい感じに焼き目も付いていて、めちゃくちゃ美味しそうだ。口に運ぶとしっとりとしてて、程よい甘さが口に広がる
『美味し……』
｢ほんと？よかったー｣
平野さんも嬉しそうに、頬張る
『平野さんって、こんなのも作るんだね……』
フッって笑ったかと思うと
｢あんなに色々したのに、まだ平野さんなん？｣
とちょっと意地悪な笑顔をして聞いてくる。
『色々したって……私達の関係性は何も変わってないでしょ……？』
平野さんの顔から、笑顔が消える……
『これ食べたら帰るね。今日は送らなくて大丈夫だから。』
フレンチトーストを食べ終わると、帰る準備をする。今回はピアスとか忘れ物がないようにちゃんと確認。
『じゃぁね。お邪魔しました』
｢Aさん！あの……｣
『ん？』
ゆっくりと振り返り平野さんを見る
｢あの……｣
｢いや、気をつけて……｣
『うん』
そんな事が言いたいんじゃない事は何となくわかったけど、追求はしないで、外へ出る。
月が変わったというのに、今日もまだ暑い。
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Riri(プロフ) - 初子さん» 初子さん！そう言って貰えて嬉しいです。 (2019年8月1日 21時) (
レス) id: 0b07168624 (このIDを非表示/違反報告)
初子(プロフ) - 紫耀くん側の視点も良いですね！素敵です。 (2019年8月1日 16時) (レス) id: 53be1ac94d (このIDを非表示/違反報告)
Riri(プロフ) - 初子さん» またまたコメント頂きありがとうございます。初子さんも永瀬くん！実は永瀬くんが1番妄想捗りますw構想が纏まっまたらまた書くと思いますので、その時はまたよろしくお願いします！ (2019年7月18日 0時) (レス) id: 0b07168624 (このIDを非表示/違反報告)
Riri(プロフ) - ふみなさん» ありがとうございます！永瀬くん、短編の設定が気にいってまして、続きを書きたいなーとかは思ってます。長編もいずれまた纏まったら書きたいと思ってます。 (2019年7月18日 0時) (レス) id: 0b07168624 (このIDを非表示/違反報告)
初子(プロフ) - 終わってしまった！寂しいです。紫耀くん目線も楽しみです！そしてれんくんの作品を読みたいです！ (2019年7月17日 20時) (レス) id: 53be1ac94d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Riri | 作成日時：2019年7月4日 19時
