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オーナーさんに挨拶をと思ったけど、今料理の最終チェック中とのことで、後で伺う事にした
手土産のワインを渡して、上のオーベルジュの部屋を見たいと伝えると、一室だけ空けてるから見てきていいよ、との事だった
次々とゲストがやってくるので、菊池くんも忙しそうだ、私達は「また後で」と菊池くんに伝えて、ダイニングから離れた
2階へと続く階段を進む、確か部屋5つだけしかない小さなオーベルジュ。だからこそより特別感が生まれる。
角にある1番大きな部屋が解放されていた。
天蓋がついた大きなキングサイズのベットに、猫足の家具。窓の外には小さなジャグジーがある。
お花を型どったシェルで作られた照明が可愛いすぎて、欲しいな……なんて思ってしまった
『いつか泊まってみたいな……』
願望が思わず口をついて出てしまう
「ですね……今度一緒に泊まります？」
小声で呟いてたつもりが、平野さんに拾わてしまってた
『ええ？もう！変な冗談はやめて下さい！』
平野さんの大きな背中をバシっと叩いてから、テラスへ出る、やはり空気も風も違うなって改めて思った。澄んだ空と木立の優しい緑の景色、何時間でもここでぼんやりできそうだ
「そろそろ時間ですね｣
時計をみると予定されてる開始時間の10分前となっていた。もう少しここにいたかったけど、とりあえずダイニングへ戻る事にした
ダイニングは既に沢山のゲストが集まっていて、ますます華やかな雰囲気になっていた
私は乾杯用のシャンパンは頂き、平野さんにも乾杯の1口くらい飲んだら？奨めたけど、車できてるダメです！と言ってオレンジジュースを貰っていた
オーナーの挨拶がはじまる。このオーベルジュが長年の夢だったと話すオーナーの沢山の想いがここには詰まってるんだな……と改めて思う
乾杯！！
とグラスを高く持ち上げた、オーナーさんの顔は本当に嬉しそうだ
私も細長いグラスに入ったシャンパンを持ちあげてから、横にいる平野さんと軽くグラスを合わせた
口の中でシュワシュワとはじけるシャンパンは美味しくて、すぐに飲み干してしまった
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Riri(プロフ) - なおさん» 表現力が乏しくてサラリしか書けません(^◇^;)でも読みやすいと言ってもらえて良かったです。 (2019年6月8日 21時) (
レス) id: 0b07168624 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - 何かすんごく好きなタイプのお話です。サラリとしていて読みやすい (2019年6月5日 22時) (レス) id: ce6d275439 (このIDを非表示/違反報告)
Riri(プロフ) - shokun82さん» ご指摘ありがとうございます。また修正しておきますね。 (2019年5月24日 0時) (レス) id: 0b07168624 (このIDを非表示/違反報告)
shokun82(プロフ) - 意外と言う字を間違えすぎてて (2019年5月23日 23時) (レス) id: e323144fab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Riri | 作成日時：2019年5月5日 22時
