輝き:1カラット ページ2
何気ない朝。小鳥の鳴き声もついでに聞こえた。
朝起きて、支度して、私の専属メイドと一緒に
3階の食堂へ行く。
そしていつも通りの一日が始まる………………
のだが。
今日は、というかここのところは違う。
今日、水曜日は
誰か知らない人から贈り物が送られてくる曜日なのだ
ニ週間前の水曜日を境目に、毎週水曜日に送ってくるようになった
今回で三回目？なんだ。
差出人は不明だが、イニシャルで”Ｋ.J”とおしゃれなフォントで書かれている。
お金とか、アクセサリーならまだいい。
でも、
この人は、まるで『お前の趣味を理解している』
とでもいうように……
デッカいデッカい、宝石が送られてくるのだ。
それはもう凄く。
デッカい(何回言ってんだろ)
単位でいうと3,000カラット越え。普通のダイヤモンドだとしても1,000カラットは超えないのに。
最早世界レベルだよ世界レベル
いや本当だよ
何故パパはあの贈り物を通してしまうのか。
あ、待てよ もしかして
三週間前って…A家の誕生パーティーだったから、
そこにいた求婚者かなんかだろうとか思ってるのか。
はぁー、本当にここの主人なんすか？
もっと厳重にしてよ……
ｺﾝｺﾝ
？？「お嬢様、また郵便物が届いておりますが。
私が開けますか？」
あ、この子が私の専属メイドこと
松崎ミレイだ、私達の付き合いはきっとそこそこね。
A『あー、ミレイか
今回は私が開けてみるね、どうせ入っているものは変わんないし。今回は何の宝石だと思う？』
ミレイ「わかりました。………何の宝石かは私では分からないかと。』
A『えぇー予想ぐらいしてよ、つまんないなぁ。ん、いいよ、下がって。』
ミレイ「かしこまりました。朝食のときになったらまたここに。」
まぁ、取り敢えず…開けるか。
ﾊﾞｻｯ
ちなみに今までの宝石はもうコレクション済み。
一回目のときはルビーで
二回目はムーンストーン…
ｼｭﾙﾙﾙｯ
そして今回は…
A『あっ……
サファイアだ…綺麗！！
持っているけどこれもいいわ！』
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作者名：水菜 | 作成日時：2022年2月11日 19時
