星に願いを【Fischer's】 (ページ9)

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ラストターゲットページ9

時計が7時を示す。
ピンポーンと音がなり、ドアが開くと、ダーマとザカオが入ってきた。

どうやら外で出会って一緒に来たらしい。

シ「お前～！！ダーマ！！LINEだけじゃなくて電話もしろよなぁ！？」
ダ「すまんすまん、悪かったって」

ちっとも反省などしていないように生返事をすると、ダーマは荷物を奥の部屋へ。

「わっっ！！」
ダ「ん？」

奥の部屋に荷物を置く…と言うよりは放り投げただけだったので驚かしが足りなかった。

ダーマは再び奥の部屋を覗き、
ダ「おぉ！Aじゃん、おひさ～～」
と言いながら手をひらひらと振った。

「全然驚かないんかい！」
ダ「うーん、まぁ？」

でもまだターゲットがひとり残っている。

モトキを驚かしたのと同じ位置でトイレに行っていたザカオを驚かす。

「わっっ！！」
ザ「うぅぅあああ？！！？？」

今日一の驚き。ドッキリ大成功！
笑いつつも心臓を抑え込んで倒れ込んだザカオに手を差し出す。

「ザカオ～、ドッキリ大成功！大丈夫？」
ザ「えっ、えっ！？？」

目をパチパチさせて自分を疑うかのように目をこする。

ザ「えっ、A、なんで、？！」
「言葉が途切れ途切れだよ、ザカオ笑」

ダーマの時とは大違いの大きなリアクションに大満足。

シ「お前もっと驚いてやれよ～」
ダ「うわっ！」
「もう遅いわ！！」