準備 ページ5
結構大きくて、綺麗なマンション。
シルクは部屋に案内してくれた。
シ「A〜?マサイ、上にいるけど先に行くか?」
「そっか、同じマンションなんだっけ。ううん、みんな集まってからにしよ」
シ「おう。ザカオは仕事で遅れてくるみたいだけどさ、他は大体4時くらいには来るから」
今日も動画をとる日だったらしく、シルクは4時からと伝えてあるらしい。
ザカオには先程連絡して、仕事が終わり次第行く、ということだった。
4時まではかなり時間がある。今のうちに入居についてまとめておくことにした。
シ「俺は編集作業してるからさ、なんか困ったら呼べよ」
「うん、ありがとう」
しばらくたって…
「よし…っと」
手続きに時間がかかったが、今日やる分は済んだようだ。
シルクと同じ階の部屋で、その階の一番奥にある部屋。
間取りはシルクの部屋と変わらないのでゆったり過ごせそうなのは目に見えていた。
シ「おー、おかえり」
「ただいま〜…疲れたぁ〜」
シルクの部屋の大きなクッションらしきものにぼふりと体をうずめる。
シ「よしよし、お疲れ様」
ポン、と頭に手を置いてぐしゃぐしゃ頭を撫でてきたシルク。
「ちょ、髪の毛ぐちゃぐちゃなるって…!」
シ「別にいいだろ?直しゃいいんだし。疲れてる時くらい甘えとけって」
「もう……」
シルクには逆らえないなと思った瞬間だった。
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作者名:リオ | 作成日時:2018年2月7日 0時