シルクと ページ34
シ「お前、はしゃぎすぎだよ」
少し苦笑しながら私のあとをゆっくりと歩くシルク。
今日は2人で遊園地デートです。
付き合って何回目かのデート。手を繋ぐのもやっと慣れてきました。
「だって久しぶりじゃん?遊園地来たの!何乗ろうかな〜」
シ「あれとかどう?」
「ジェットコースター?いいじゃん!楽しそう!」
シ「お前絶叫系得意だもんなぁ〜、苦手ならもっとからかいがいあっただろうに」
「からかうって!酷くない??」
そんなことねーよ、と先に立って歩いていってしまうシルク。
私よりも歩幅が大きいからぐんぐん離れて行ってしまう。
「ちょっと待って〜?」
シ「お前が遅いの」
「はぁ!?私のせい!?」
シ「ほら、はぐれねーようにしないと」
ずい、と手を差し出すシルク。
私が躊躇してその手を握れないでいると、
シ「あー、もうほら。早く行くぞー」
多少強引に私の手を握り、ジェットコースターへと向かう。
その歩幅はさっきとは比べ物にならないくらい狭くて。
私に合わせてくれているんだと思うと、やっぱり私の彼はかっこいいです。
シ「お前のこと、絶対幸せにするから」
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作者名:リオ | 作成日時:2018年2月7日 0時