歩きながら ページ4
シ「さて、まだ走り足りないけど帰るか、サプライズの準備しなきゃ。お前、こっち来たのいいけど家とか決まってんの?」
「ううん、のちのちゆっくり決めようかなとか思ってたから友達に頼もうかなって」
シ「なら俺と同じマンションに部屋取れば?すぐ会えるしよくね?」
そうか、すぐ会えるのは嬉しいし、なにより久しぶりの東京生活に慣れるまで不満もつきまとう。
「…うん、そうしようかな」
シ「なら決まりだな」
嬉しそうにいうシルクに私まで嬉しくなった。
マンションまで歩く間、シルクは色々なことを教えてくれた。その中でも一番驚いたのは、
「え、YouTuber!?」
シ「そ。俺らがバカしてるのをYouTubeにあげたら面白いんじゃないかってマサイが言い始めたのが始まりでさ」
私が東京を離れてから数年。フィッシャーズはYouTuberとして人気者になっていた。
「楽しそうだね、いいなぁ」
シ「お前もこっち来たなら…動画出る?」
正直、私なんかがって思った。シルクの提案だけど、他のみんながいいよって言ってくれるかもわからない。
「保留…かな。楽しそうだけど。周りの意見も気になるし。」
シ「そっか、まぁゆっくり決めればいいよ。」
そうこうしてるうちに、マンションに着いた。
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作者名:リオ | 作成日時:2018年2月7日 0時