星に願いを【Fischer's】 (ページ11)

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添い寝ページ11

それからしばらくどんちゃん騒ぎした私たちのパーティーは、1時頃にお開きとなった。

マ「はいよ、どーぞ」
「ありがとう」

今日泊めてもらうマサイの部屋。整頓されていて、きっと私の部屋より綺麗。

マ「とりあえず…風呂はいってきたら？俺は寝る部屋片付けておくからさ」
「分かった、シャンプーとか借りても平気？」
マ「おー、好きに使って」

…………

「あがったよー」
マ「んー、おかえり」
「ただいま、いいお湯でした」
マ「ははっ、それは良かった」

夜中の2時半。ようやく私たちは眠りにつ…こうとしたのだが。

「(んー、眠れない…)」
お酒も入っているし眠くても良いはずなのだが、目が冴えてしまっている。

「(どうするかなぁ…)」

しばらくゴロゴロと寝返りをうっていると。

マ「A…？どした、寝れねぇの？」
「んー、まぁね。目が冴えちゃって」
マ「そっか、……こっち来る？」

最初は何言ってるの！？とか恥ずかしいとか思っだけど、寝れないまま1人で放置されるのも嫌だし、甘えることにした。

マ「しばらく会わないうちにずいぶん甘えん坊になったじゃん？」
「別に、そういう訳じゃ…」
マ「まぁいいよ。俺は甘えてくれて嬉しいしさ」
「……うん」
マ「人の体温って落ち着くし、目閉じてたらすぐ寝れると思うよ。」

そう言ってマサイは私の腰のあたりに手を置いて、トントンし始めた。

どうも彼は無意識に恥ずかしいことを言う＆するのが得意なようだ。

初めは恥ずかしがっていた私だけれど、しばらくして夢の中へとゆっくり落ちていった。

おやすみ、とマサイがいう声が聞こえた、気がした。