【A3!】監督の妹は双子ちゃん！？2 (ページ9)

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46話新たな出会いページ9

咲也side

ゆづき『あと1回。チャンスをあげる。…………“次”を楽しみにしているよ？『不思議の国の少年アリス』。』

オレたちのチャンスはあと1回

その1回に託した演目は真澄くんが主演の

「不思議の国の少年アリス」

たとえ、脇役だとしても。

脇役だからといって手を抜いてはいけない。

オレは行きも帰りも、ずっとずっと

台本を読み返した

まだ＿＿もっともっ＿＿＿

？「うおっと……！」

曲がり道で人にぶつかってしまった

咲也「うわぁ！っす、すみません！！！」

その人の持っていた袋から出てきた書物は落ちて

オレの台本も落ちてしまった

咲也「本が！！」

？「台本！！」

同時に相手のものを拾い、それを渡した

咲也「すみません……新しい本を落としてしまって……」

？「いや……オレもちゃんと前見てなかったからさ。キミ、演劇やるの？」

咲也「あ、はい！一応、MANKAIカンパニーという所の役者です！」

莉琥「へぇ？偶然だねー！オレもそーゆーのの関係者？みたいなやつ！オレは坂巻莉琥。好きなように呼んで。えっとキミは？」

質問をしながら、莉琥くんはさっき落としてしまった本を見せた

それは海外の有名な役者など海外の劇関係の本ばかりだった

咲也「佐久間咲也です！高校3年生です！」

莉琥「えー！？オレの方が年下！高校1年！なんか縁ありそうだから、敬語やめよ！」

咲也「あ、うん！ところでその本……」

莉琥「あ、留学とかじゃなくて。ただ学びたかったんだ」

咲也「そうなんだ、凄いね！オレは自分のことでいっぱいなのに。」

莉琥「そういえば咲也のその台本……。どっかで聞いたことあるなぁ。……再演する？」

咲也「再演する……というか、憧れの人に観てもらって認めてもらいんたいんだ……。前に違う演目でやったんだけど、ダメ出ししか貰えなくて。その人たちには指導もしてもらったんだけど……」

莉琥「今は？教えてもらってないの？」

咲也「う、うん。色々あって。」

莉琥「ふーん……。あ、そうだ。オレが教えてあげる！」

＿＿＿＿＿え？