リスナーだから会いたくないです。【歌い手】

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楓side

二人は私が落ち着くまで待ってくれた


桜「大丈夫？」

楓「うん……」


私は一度深呼吸をして、話す決意をした


楓「お泊りのときに、そらるさんのことが好きになった……桜の言うとおり憧れの好きから恋愛の好きに変わるなんて小さなキッカケだったよ」

桜「うん」

楓「コップをとってくれたんだ。とってくれただけ……それだけで恋に落ちた。リスナーであるために好きならないって決めたのに……私、サイテーだ」

椿「そんなことないよ。誰を好きなろうとそれは自由なんだから」

楓「私にとって恋愛の好きはリスナーとしてダメな想いなんだ……だっていつかそらるさんを傷つけてしまう……傷つけてしまうかもしれないから！怖いの……大切な人だからこそこの想いはそらるさんの重みだよ」

桜「楓……重みかどうかはそらるさんが決めることだよ……少なくとも私は自分より相手を想う楓のことを重いって思ったことないよ」

楓「ふぇっ……うう……うー…う、う、」


私は小さい子供のように泣きじゃくった

そして私は気づいたら二人の胸の中で眠りに落ちた


〜 〜 〜 〜


桜side

楓が寝たあと、私は椿と楓の寝顔を見ながら話した


桜「楓がそこまで想ってたなんて」

椿「そうだね……れんのときもそうだけど楓は優しすぎるよ」

桜「うん……」


優しすぎるから本音で相手にぶつかれないんだよね……

優しすぎるから臆病なんだ

楓は

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