【カゲプロ・カノ】続々・お兄ちゃんと付き合いたい！３ (ページ24)

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第１１２話ページ24

自分「！？」

修哉兄はびっくりしてる私の顔を両手で挟んでさらにほっぺたをムニムニし始めた。

自分「ふーは？なにやっへるろ？(修哉？なにやってるの？)」

聞いてみるも修哉兄は答えない。そうして混乱してる私を一通り楽しんだ修哉兄は最後にほっぺたをもう1回プニュっとつぶすとそのまま話し始めた。

カノ「Aが何と言おうと、僕はAのこと可愛いってちゃんと思ってるからね」

そう言って穏やかにニコッと笑うとやっと手を離して、何事もなかったかのように歩き出した。

自分「…へ？え？なにそれぇー////」

そんなこと言われた私は、顔を真っ赤にしてその場から動けないまま思わずそう小さく呟いた。

(嬉しいけど、めちゃくちゃに嬉しいけど！そんなのずるいよー。なに今の！そんなの照れるにきまってるじゃん、ばか。…こういうことするの私だけならいいな。私だけ、だったりしないかな)

嬉しいや、照れや…独占欲で、頭いっぱいになった私は未だ動けないままでいた。そんな私に

カノ「あれぇー？どうしたの？早くおいでよｗ」

先に店の外に出た修哉兄がニヤニヤしながら声をかける。

自分「修哉があんなことしたからびっくりしただけ！今行く！！」

こんなになったのは誰のせいだと思ってるんだ！と思いながらそう叫び、私は修哉兄のもとへ走った。
その後いろいろお店を見て回ったがいいものには巡り合えず、映画の時間になったので映画館に向かうことにした。

＿映画館

カノ「ねぇAーポップコーンは塩派？キャラメル派？」

自分「うーん、どっちかっていうと塩かな。どうして？」

カノ「優しいお兄ちゃんが買ってあげようと思ってさ」

自分「え！いいよ！今日は修哉へのお礼のつもりなのにそんな悪いよ！なんなら私が払う―！」

カノ「いいからいいから、僕に任せなさい。ジュースは？何飲みたい？」

自分「えー。うーん、じゃあカルピスで」

カノ「りょーかい！ちょっと待っててね」

そう言って修哉兄は買いに行ってしまった。うー申し訳ない。親から生活費もらってるし、そこからお小遣いももらってるから全然私払うのにーと思いつつも譲る気のない修哉兄を見て結局甘えてしまった。買ってもらうからにはありがたくいただこう。

カノ「お待たせ！」

自分「いいえー。買ってくれてありがとう！」

カノ「どういたしましてｗじゃさっそく中入ろっか」

自分「うん！」

そうして私たちは映画を楽しんだ。