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7話 ページ8

振り返るとあの頃と変わらない煉獄さんの姿があった

服装は昔とは違うけど 間違いなく煉獄さんだった


「煉獄さん、、、」

私は煉獄さんの姿を見ると今まで押し殺してきた物が私の心の中で溢れ出し私の目からポロポロと大量の涙が溢れる


「おい、お前何で泣いてんだよ!?」
隣にいた伊之助は私が泣く姿を見て驚く 千寿郎君も同じく驚いてる様子だ


ただ煉獄さんは私を見て驚いてる様子だけど困惑してるように見えた


「ど、どうしたんだ!?何故泣いてる!?誰かに虐められたのか!?」

煉獄さんは心配してすぐ私に駆け寄ってきてくれる





だけど、何か様子が変だ




「とりあえず涙を拭くといい」

煉獄さんはポケットに入ってたハンカチを取り出し私の涙を拭いてくれる


「うっ、、ひっく、、」


煉獄さん 私だよ 覚えてないの??


私の名前を呼んでよ Aって呼んでよ昔みたいに


会いたかった って言ってよ、、、!



私は煉獄さんのシャツを力強く掴みグイッと引き寄せる


「、、、!」


煉獄さんは突然の事にびっくりしたのか固まっていた



私は空気を思い切り吸い込み口を開いた



「煉獄さん。私だよ、、?Aだよ?覚えてないの??」



私は勇気をだして煉獄さんに言ってみた




だけど





「申し訳ないが、、、君と会うのは初めてだと思うのだが、、、」




返ってきた言葉はとても冷たくて残酷で私の胸に深く突き刺さる





「嘘、、、嘘ですよね!?嘘って言ってください!!」


私は信じられなくて煉獄さんのシャツをさらに強く握る



「すまない、、本当に分からないんだ」



涙で歪んだ視界の中で煉獄さんはただ悲しそうな顔で私を見ていた



「、、、ごめんなさ、い」


私はそう小さく呟き、腕で更に溢れてくる涙を拭いながらその場から逃げるように走り出した

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きつね(プロフ) - (・∀・)さん» コメントありがとうございます!ご指摘ありがとうございます!早速訂正します (2019年9月29日 15時) (レス) id: 23a7de07b9 (このIDを非表示/違反報告)
(・∀・) - 富岡じゃなくて冨岡ですよ(・∀・) (2019年9月29日 10時) (レス) id: 0757e54a59 (このIDを非表示/違反報告)
きつね(プロフ) - hinataorenjiさん» コメントありがとうございます!とても嬉しいです!!励みになりました!続編の方もよろしくお願いします! (2019年9月19日 20時) (レス) id: 23a7de07b9 (このIDを非表示/違反報告)
hinataorenji(プロフ) - 涙線が脆くなっちゃったのかな…。涙が溢れ出てきて止まらないです…。 めっちゃ感動しました!こんな素晴らしい小説をありがとうございます! (2019年9月19日 2時) (レス) id: 341779c11b (このIDを非表示/違反報告)
きつね(プロフ) - りんごさん» コメントありがとうございます!一気読みして頂いてありがとうございます!嬉しいです!これからも更新頑張りますのでよろしくお願いします! (2019年9月19日 0時) (レス) id: 23a7de07b9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きつね | 作成日時:2019年7月26日 1時

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