24話 ページ25
「どうした？こんな所で蹲まって具合でも悪いのか」
煉獄さんはそう言って体育座りをしてる私の目線に合わせるように私の横にしゃがみこむ
「、、、！」
私は吃驚して固まってしまう
「、、、？ 顔が赤いぞ？熱でもあるんじゃないか？」
そう言って煉獄さんは私の額に手を当てる
久しぶりの煉獄さんの手の温もりに私の鼓動は一気に早くなる
「、、、っ」
駄目だ。何も言えない 頭が真っ白になって言葉が出ない
心配そうに私を見る煉獄さん
私は煉獄さんのその顔を見て益々何も言い出せなくなる
昔の煉獄さんと姿が重なって見える
私が任務で怪我をした時煉獄さんに手当して貰った時によくそういう表情をしてた
----「痛くないか？大丈夫か？傷が残ったら大変だ。嫁入り前の女子なのだから」----
よく私にそう言ってた
「、、、っ 大丈夫です。熱なんかありませんから」
私はそう言って私の額に触れる煉獄さんの手を掴み私の額から離す
「、、、。大丈夫なら何故泣きそうな顔をしているんだ」
煉獄さんは一瞬で真剣な眼差し変わる
「、、、。煉獄先生には関係ありません。」
と、私は冷たく煉獄さんに言ってしまう
「、、、！ そうか、、、すまない」
煉獄さんは一瞬悲しそうな表情をするがすぐ正気に戻る
「悩みならいくらでも聞く。話したくなったら俺の元に来るといい。」
煉獄さんはそれだけを私に言い残しこの場を去っていってしまった
「行かないで」という言葉が喉まで出かけた
でも流石に言えなかった
今の煉獄さんと私は 先生と生徒 という関係
もう、私は煉獄さんの恋人じゃないんだ
いい加減もう諦めよう
もうあの頃には戻れないのだから
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きつね(プロフ) - (･∀･)さん» コメントありがとうございます！ご指摘ありがとうございます！早速訂正します (2019年9月29日 15時) (
レス) id: 23a7de07b9 (このIDを非表示/違反報告)
(･∀･) - 富岡じゃなくて冨岡ですよ(･∀･) (2019年9月29日 10時) (レス) id: 0757e54a59 (このIDを非表示/違反報告)
きつね(プロフ) - hinataorenjiさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです！！励みになりました！続編の方もよろしくお願いします！ (2019年9月19日 20時) (レス) id: 23a7de07b9 (このIDを非表示/違反報告)
hinataorenji(プロフ) - 涙線が脆くなっちゃったのかな…。涙が溢れ出てきて止まらないです…。 めっちゃ感動しました！こんな素晴らしい小説をありがとうございます！ (2019年9月19日 2時) (レス) id: 341779c11b (このIDを非表示/違反報告)
きつね(プロフ) - りんごさん» コメントありがとうございます！一気読みして頂いてありがとうございます！嬉しいです！これからも更新頑張りますのでよろしくお願いします！ (2019年9月19日 0時) (レス) id: 23a7de07b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きつね | 作成日時：2019年7月26日 1時
