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A「泣きすぎた…あー頭痛い…」
泣きすぎたせいで頭が痛くても取り敢えずどうにかなるだろ的な軽さだった
頭がガンガン鳴り続けているせいで
周りの音はほとんど聞こえていなかった
――――――けどその時、
A「！？」
誰かに胸倉を掴まれると驚いて掴んできた相手を見ると
お兄ちゃんたち以外にも出来れば死ぬまでは
二度と会いたくない男が仲間をつれて私の前にいた
男「よぉ〜久しぶりじゃねェーか、弾間の妹」
A「……何でここにいるの、約束を忘れたわけ？消えて」
男「それがよォ〜あの餓鬼が俺らが交わした約束を破りそうな状況なんや」
A「は…？」
男「お前なんか知ってるんちゃう？」
A「何の話よ…」
男「"ブツ"のことだ」
A「知らないから！！」
男の胸倉を思い切り押すと男から離れて距離を取った
男「確かに知らなさそうやな」
A「優はどこなの」
男「俺が知りたい
あのクソガキ、アレを持って逃げやがった」
アレ…？
A「まさか…優を使って…！」
男「あァ？仲間かどうかを試そうと思っただけや」
A「ふざけんな…！！
私は約束を一度も破った事はない！！」
今度は私が男の胸倉を掴んだ
男「やると言ったのはあの餓鬼だ、
これはセーフだ」
A「っ…クソ野郎…！」
男「口の聞き方に気ぃーつけろよ？
お前のだーいすきな桐谷君がどーなっても知らんで？」
A「っ…」
男「まっこのままアイツが現れんかったら
アイツの大事なもんとお前の大事なもん全部ぶっ壊すけどなぁ！
はーっはっはっは！」
A「なっ…」
私の手を無理矢理取り、
一度私に背中を見せた後で近付いて来るとニヤリと笑った
男「まずは工場からと行くか」
A「工場……！」
お義父さん…！
この男、本気だ…
薬さえ手に入れられれば……優も、お義父さんも殺す気だ…！
A「…っ…」
鬼塚、優を守って
心の中で届くことのない鬼塚へ向けて言うと
工場に向かって走り出した
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美紀 - GTO大好きで涼太君と亜嵐君と玲於君寄りのオール担当ですこの小説最高です (2018年3月22日 19時) (
レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
YUKA from E-girls - 優君大好きなので、この話し好きです！最新待ってます！ (2015年9月19日 22時) (レス) id: b38a67b47e (このIDを非表示/違反報告)
梨椿(プロフ) - トロンボーンさん» コメントありがとうございます、私のお母さんが薬局で売ってる痛み止めを飲んでいたのでてっきりそうなんだって思いました、変えます。 (2015年9月13日 18時) (レス) id: ecf7a6232a (このIDを非表示/違反報告)
トロンボーン - 17ページ目のとこ、妊婦に薬飲ませたらダメですよね。 (2015年9月13日 2時) (レス) id: d4fb6f69cb (このIDを非表示/違反報告)
玄樹LOVE - そうなんですか。早く読みたいです！！ (2015年9月6日 19時) (レス) id: 40cd051f9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梨椿 | 作成日時：2015年7月27日 0時
