幸せになってね……(鬼滅パロ時透無一郎) (ページ11)

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9話ページ11

主人公視点

お兄ちゃんは辛そうに床にうずくまっていた。

近くに鬼の気配はあったがもう見当たらない。

主人公「お兄ちゃん！！！分かる？私！主人公だよ！」

お兄ちゃん「悪ぃな…もう…死ぬわｺﾞﾌｯ」

お兄ちゃんは血を吐いた

主人公「お兄ちゃん！もうちょっと耐えて！隠の方や蟲柱様とか来てくれるから！」

私は必死だった

お兄ちゃん「最後に伝えたい事がある…ｸﾞﾌｯｯそして…俺…主人公に褒めてほしいことが…ｺﾞﾌｯあるんだ笑」

主人公「何？なんでも聞くよぉ！」

お兄ちゃん「俺な…不運なことに上弦の壱に遭遇して…で戦うしかないってなったけど体力的におれがやられちまった…それでそいつに鬼になれって言われたんだ。でも俺最期まで貫き通したよ…鬼殺隊の意思を時透さんや主人公の意思を…なぁ褒めてくんね？」

主人公「お兄ちゃんはすごいよぉう。私お兄ちゃんが大好きなのｸﾞｽﾞｯだから何とか生き残る方法とかないの？？」

お兄ちゃん「ねぇよ…」

主人公「やだっ！やだよっ！ﾋｸﾞｯ」

あぁ命をかけて守りたかったな…ごめんなさい
お兄ちゃん

お兄ちゃん「ヤダじゃない。お兄ちゃんはもうダメなんだ！もう助かるとか甘い考えは捨てろ。主人公。お前が仇うってくれるんだろ？お前はもう柱になるんだろ？自覚しろ。大丈夫。主人公は強い。お兄ちゃんがいなくなっても頑張れ。」

主人公「…うん。お兄ちゃん。私のお兄ちゃんでいてくれてありがとう！ｳﾙｳﾙ」

ここで「ごめんなさい」と言うのはなんか違う気がした。
もちろん心の中ではたくさん謝っている。
でもお兄ちゃんに伝えるのは違うと思った。

お兄ちゃん「俺はいつでもお前を応援してるぞー！頑張れ！」

主人公「お兄ちゃん……大好き！たくさん伝えきれないほどありがとう！！！」

きっと今私は語彙力も酷いし顔も酷い。
全てが情けないことになってるんだと思う。

お兄ちゃん「……大好き。…じゃあな」

お兄ちゃんは静かに息を引き取った…。