【完結】この世界は残酷で...。 (ページ19)

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桃side

やっとの思いで家に着くと、莉犬がいない。

そして、家が荒らされていた。

『マジかよ……っ。』

俺は、拳銃と動きやすい服装を身につけて外へ出た。

地面をよく見ると、車の跡が。

やっぱり連れてかれたのかよ……。

車の跡を走っていくと、車が止まっていた。

チャンスだ。

俺は、車の目の前まで行くと、車は急ブレーキを踏んだ。

人間「っ。なんだよ！！危ねーな！！」

『そいつをかえせ！！』

人間「そいつ？あぁ、こいつ？ww」

人間が窓から見せてきたのは、やっぱり莉犬だ

だけど、その莉犬はボロボロになっていた。

『お前……！！莉犬に何した！！！！許さねぇ！！！！！！！』

バリン！！！！

俺は、車の窓を割って←

莉犬の体を持ち上げて、思いっきり走った。

向かった先は、街だ。(森の中の)

『誰か！！莉犬を！！！莉犬を！！！』

俺が叫ぶと、たくさんの獣達が出てきた。

獣「さとみさん！！……！？莉犬さん！？」

獣2「これは重症かも……。さとみさん、こちらへ！！」

俺は、獣達に着いて行った。

そこには、ゆっくりできるような治療専用な部屋？があった。

莉犬を寝かせると、少し魘されていた。

ごめんな……

獣達は、莉犬を隅から隅まで治療してくれた。

今夜はここで休んでとも言われた。

ここは、バリアも貼ってあるし、1番安全な所だ。

莉犬、もう大丈夫だよ。

不安にさせてごめんな…。