夢の中の物語は、永遠に。4 ページ17
目を閉じて、ただ死を待っていた。
さようなら、自分。
私がここで死んだら、多分現実でも死ぬのだろう。
やだなぁ...自分が死ぬなんて。
...いきたかった。
「...ふ、ぁ...？」
目を開けると、まだ痛みは来なかった。
それに、蒼空も動いてなかった。
？「...はぁ、....ん、はぁ....間に合っ....た....」
蒼「がはっ....どう....して....」
口から血を吐いて倒れる蒼空。
背中にはナイフが刺さっていた。
蒼「幸せな夢...見たかっ...た...な....」
涙を流しながら、彼女は眠った。
笑っていた。
どうして...
どうして...
？「はぁ...はぁ...あ、あああああ"....おえっ....」
口から血を吐いた。
...莉犬くん。
「なんで....莉犬くん！！」
莉「待って...て、今....鎖を外す...から、...」
苦しみながらも、私の拘束を外してくれた。
莉「はぁ....はぁ....ようやく....これで....」
「今はそんなこと言ってる場合じゃないよ！！何か止血するもの...」
辺りを見渡すが、何もなかった。
なんで....やだやだやだ！！
死なせたくない....死なせたくない....
莉「....いい、泡沫ちゃんが....俺の手を握ってくれたら....！！」
あの時と同じ、手を伸ばしてきた。
きっと...これを握れば....！！
「....うん！！」
私は誰にも邪魔されることなく、手を握ることができた。
莉「良かっ、た....」
その後、壁が崩れ始めた。
ヒビが入り始めた。
違う。
この空間が壊れてるんだ。
莉「あ、あ、あ...」
その後に、莉犬くんの全身が光り始めた。
莉「ありがとう...俺を選んでくれて...」
最後に聞こえたのは、その声だった。
眩しすぎて、目を閉じた。
莉「ふふ、これで...
.
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Aは俺のモノだ....
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もう二度と、離さないよ？」
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作者名：風音涼葉 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Satomi0224/
作成日時：2020年5月24日 8時
