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夢の中の物語は、前のページを捲る。1 ページ14
莉「Aちゃん！なにそれ？」
「これね、すまほっていうんだって！ままがかしてくれたの！」
私は、この鉄を彼に見せてあげた。
莉「しゅごいしゅごい！！...あれ、Aちゃんなにさわってるの？」
「んーっとねー...ほら！これ、すごくない！？」
漢字辞書的なサイトを開いた。
莉「わ、なにこれ〜！？これがしょうがっこうでならうかんじってやつなのかな！？ねぇねぇ、これなんてよむかわかる？」
そうして指を指してきたところは、
“泡沫”
「これ、なんだろう...あ、このもじのしたにうたかたってかいてあるからうたかたじゃない！？」
莉「うたかた！？なにそれへんなの〜！ねぇねぇ、うたかたってなぁに？」
「んむ...かんじのよみかたあってるかわかんないけど、うたかたっていうのはきえやすいものなんだって！すぐきえちゃうなんて、かわいそう...」
莉「きえちゃうの！？じゃあ俺がだいじにするよ！ね、うたかたちゃん！」
「わたしうたかたちゃんじゃないもん！」
莉「うたかたちゃん！うたかたちゃん！」
「んもぅ...」
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作者名：風音涼葉 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Satomi0224/
作成日時：2020年5月24日 8時
