十六話 ページ26
息を殺しながら最奥へいち早く向かおうと足を早める。
エネミーの気配がない。ということは燕青が仕留めたという事だろう。態度はやや気に入らないけれど、彼の仕事ぶりには感心せざるをえない。
次第に剣の交わる金属音が耳に聞こえてきた。まだ戦闘は終わっていないようだ。
しかし、特異点のエネミーならともかく、
･･･嫌な予感がする。
金属音が次第に大きくなる。
一際濃い霧を抜けると、そこには_________
天草四郎と燕青を一手に引き受ける1つの影。
私達サーヴァントに似た、それでいて異質な存在。
｢シャドウサーヴァント･･･｣
ここからではクラスや姿は確認できないが、何故こんな所に。
これにはマスターも想定外だった様で、落ち着いてはいるが焦りを隠しきれていない。
『こちらでもシャドウサーヴァントが確認できた！けど、クラスや性質は全くもって不明！』
｢マスター！どういうことだ！｣
アンデルセンの焦り混じりの怒号が飛ぶ。
｢ごめん俺もわかんない！｣
｢･･･一旦引きましょう、マスター。これでは、っ、戦力不足です！｣
天草四郎も珍しく余裕を保てていないようだ。
｢ダ・ヴィンチ！現状からの帰還は可能ですか！｣
｢任せたまえA！いいね立香くん｣
マスターが頷くと、体が光り出す。
あまりの眩しさに目を閉じると次の瞬間には見慣れたカルデアに戻っていた。
続く
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あまり(プロフ) - サンソンの小説あまりないので嬉しいです…！そして読みやすくて素敵です。更新頑張ってください！ (2019年4月17日 2時) (
レス) id: e54a89047c (このIDを非表示/違反報告)
リンゴリラン - 凪奈。さまありがとうございます！自分も歴史好きなのでそう言ってくださってすごく嬉しいです。更新滞っておりますがこれからも宜しくお願いします！ (2018年9月3日 22時) (レス) id: ce7a11d6d6 (このIDを非表示/違反報告)
凪奈。(プロフ) - フランス革命が大好きな私に、とてもピッタリなお話です！更新楽しみにしてます！！ (2018年9月1日 17時) (レス) id: 14ff4282a2 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴリラン - 氷輪さまありがとうございます！素敵な文章などと恐れ多いです笑。力不足ですがこれからも精進して参ります！ (2018年8月2日 11時) (レス) id: ce7a11d6d6 (このIDを非表示/違反報告)
氷輪(プロフ) - いつも楽しんで読ませていただいています！作者様の文章がとても素敵で引き込まれます！これからも更新頑張ってください！応援しています( ´∀｀) (2018年8月2日 2時) (レス) id: 9e47dac2f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンゴリラン | 作成日時：2018年7月22日 18時
