.*･ﾟ6人の学園王子様と雑用庶民.ﾟ･*.

episode17 ページ19

｢生徒会長の一ノ瀬彼方です」



大きな会議テーブルの中央、一番奥に座る彼が
眠そうに自己紹介を始めた






｢副会長の浦田わたるです」





｢同じく副会長の相川真冬です」





｢会計の折原千羅です」





｢書記の月崎志麻」






｢広報！坂田優！」








｢…1年の岩崎Aです」






生徒会は計6人。

全員の顔をしっかりと見るのは初めてだが、確かに全員顔立ちが整っている。








｢わざわざ来てもらっちゃってごめんね」

申し訳なさそうに真冬先輩が言う







｢あ、いえ…」

正確には"連れてこられた"のだが、
今ここで反論して話が長引いても困るので適当な返答をした。







｢早速、本題なんだけど…」



浦田先輩が私の目の前に数枚の紙とペン、そしてゴールドの星を象った小さなピンバッチを丁寧に並べた






何これ、と私が首を傾げると浦田先輩が口を開いた









｢Aさんに生徒会に加入してもらいたいんだ」

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