明治の華 (ページ20)

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大正時代についてページ20

『皆様、大正時代での生活はどんな物なのでしょうか…』
Aが、鬼狩りの帰りに言った通り聞いてきた。
「列車が通っていて、電気もあって、とても快適だぞ(にこ)。俺は生まれ育ちが山だから
　都会の人達にはついていけないけど…｣
「都会の真ん中ではモガが和洋折衷のお洒落な格好で歩いてるんだよ(デレー)｣
『もが？和洋折衷というと、緋影さんのような？』
「緋影みたいな人もいるし、西洋から伝わった、〝わんぴぃす〟という洋服を着ている人も
　いるぞ、A(にこ)。｣

『へぇ(にこ)。行ってみたいです、大正時代。』
「きっと生きてるよ、Aは大正時代にも(にこ)。俺たちが元の時代に戻ったら
　大正時代の俺たちに会いにくれよ、A。｣

『はい(にこ)。』
「山で鹿もキノコも獲れるし、川で魚も獲れるぞ！｣
「それ時代関係ねぇわ！｣
『あははは、行ってみたいです(にこ)』
Aは、出会って初めて心からの笑顔を見せた。

「逆に俺たちが質問してもいいか？A。』
『いいですよ(にこ)。』
Aの表情はいつもの作ったような笑顔に戻っていた。
「明治時代の生活はどうだ？｣

『写真や洋服が少しずつ取り入れられて来ました。この辺りもつい最近ガス灯が取り入れられた
　のですよ？(にこ)。』
「AちゃんのおっP a…｣
ベシッ
「善逸！失礼なことを聞くな！｣
「ひえぇぇぇ！｣

「………なぁA太郎、今の生活、楽しいか？｣
『はい(にこ)』
「そうか…ならいいんだけどナ｣

『では、そろそろお休みなさいませ(にこ)』

「ムー(ギュッ)｣
『おやすみなさい、禰󠄀豆子さん(にこ)。皆様もおやすみなさいませ』

「おやすみ、Aちゃん。｣

A 読んでくださり、ありがとうございました(にこ