ep.143 4日目:お迎え ページ8
翌日ー
『お待たせしました…！』
降「あぁ。大丈夫か？乗れるか？」
『あはは、これくらい大丈夫ですって！昨日は車運転してたんだし！』
降「そうか…」
ハ「ワンッ」
『あら、ハロ！おはよう！』
昨日の園子ちゃんたちの策略により、久々に二人で出かけることになった。
降谷さんは、
…普段と違う上司の態度に、少し心が落ち着かないのはここだけの話。
そんなことを考えながら私はシートベルトをしめた。
降「にしてもお前の家、ココの隣だったのか…」
『あれ、降谷さんウチに来るの初めてでしたっけ？』
降「あぁ…」
降谷さんは、目を鋭く光らせながら我が家の隣、工藤邸を見ていた。
…きっと降谷さんもあんな感じの、大きな家に住みたいんだろうなぁ
なんて呑気な事を考えていたら、車が発進した。
ラジオから流れてくるK-POPを軽く口ずさむ。
そこで、私はある一つの疑問を抱いた。
『降谷さん、今日は何処に行くんですか？』
降「あーその…買い物に付き合ってほしくてな。あとは散歩だな」
『へ？』
私が質問をすると、少しバツが悪そうな顔をしてそう答える降谷さん。
以外な発言に驚いて、私は思わず素っ頓狂な声が出てしまった。
降「最近忙しくて、ハロと遊んでやれてなかったんだ。餌も少なくなってたし、丁度良いと思って…」
『な、なるほと…』
降谷さんは「いつもは風見に頼むんだが、あいつも忙しいみたいで…」と付け加える。あぁ、だから後ろにハロがいるんだ。
そう言う降谷さんの表情が、まるで怒られないように必死で言い訳をする子供みたいで、思わず笑みが溢れる。そして心が温かくなった。
降「何笑ってるんだ」
『笑ってません…笑』
降「笑ってるだろ…笑うな」
『笑ってませんって…笑』
降「…報告書倍にす…」
『本当にもう笑いません！』
でもやっぱり降谷さんは降谷さんで。
降谷さんの、必殺:笑えない冗談で、私の笑顔は一瞬でなくなる。それでも、心の温かさが消える事はなかった。
しばらくしてショッピングモールに到着した。
そういえば、安室さんとデートする時っていつもここだなぁ…なんて考えながら車を降りた。
…間違った、デートじゃない。
潜入捜査の物資調達のためだ。間違ってもデートではない…。デートなんかじゃ…
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りんねむ(プロフ) - sherryさん» sherryさん、コメントありがとうございます！時間がある時に、がんばって更新したいと思いますm(*_ _)m (2022年5月18日 17時) (
レス) id: a65ebb8e54 (このIDを非表示/違反報告)
sherry(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2022年5月13日 9時) (レス) id: 5b04212fee (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - 朱音さん» 朱音さん！コメントありがとうございます(泣)頑張ります*_ _) (2022年3月28日 1時) (レス) id: a65ebb8e54 (このIDを非表示/違反報告)
朱音 - ゆっくりでいいので更新頑張ってください！ (2022年3月26日 15時) (レス) id: 99e1269188 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - あっちゃんさん» コメントありがとうございます！！時間ができたら更新するように頑張ります！！m(*_ _)m (2021年9月12日 2時) (レス) id: a65ebb8e54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんねむ | 作成日時：2020年4月14日 21時
