ep.139 3日目:ポアロ ページ4
千尋side
地域部からの依頼で妊婦さんとして一週間を過ごすことになった私は、お昼過ぎからポアロにいた。
カランカラン
安「いらっしゃいませ！」
梓「って千尋ちゃん、どうしたのそのお腹！？」
安「…妊娠なさってたんですか？！」
『あー、これには訳があってですね…』
私が入店すると、目をまん丸くする梓さん、わざとらしく驚いたふりをする安室さん。
安室さんに、白々しいわっ！と言いたい気持ちを抑えて、いつものカウンター席に座った。
安「先に注文お伺いしますね？」
『ホットココアお願いします！』
安「わかりました」ﾆｺ
梓「それで、どういう事なの？」
安室さんに注文を済ませると、梓さんがズイッと近づいてきて、興味津々で聞いてくる。
私は小さくため息をついてから、事の次第を説明した。
『…という訳なんです』
梓「へぇ…警察官も大変なのね！」
『はい、大変なんです…』
可愛く相槌を打つ梓さん。
私は「貴方のせいでね」と気持ちを込めて、その隣に立つイケメン店員をじとっ…と見つめる。
がしかし。安室さんの美しいお顔は、眉一つ動くことはなかった。
カランカラン
安・梓「いらっしゃいませ！」
「「こんにちはー！」」
しばらくして店のベルが鳴る。気づけばもう夕方。入ってきたのは子供たちだった。
高校生が3人に小学生が5人。みんな学校帰りのようで、ランドセルや通学カバンを持っている。
『安室さん、ホットココアもう一杯お願いします』
安「わかりました！」
コ「千尋姉ちゃんも来てたんだね！」
『うん、こんにちは！』
安室さんに追加の注文をしてからみんなの方を向いた。…どうせまたお腹のこと言われるんだろうなぁなんて考えながら。
歩「あれ！千尋お姉さんのお腹がすっごく大きいよ！」
光「わ！本当ですね！」
元「なんだ？姉ちゃんうな重食いすぎたのか？」
コ「んな訳ねぇだろ…妊娠してんだよ。…え"っ妊娠？！？！」
蘭「え！いつから？！」
園「相手は？！」
世「にしても本当に大きいなぁ…」
案の定子供たちが騒ぎ始める。
コナンくん、それに高校生たちまで…
歩「ねぇ哀ちゃん、妊娠ってなぁに？」
灰「…お腹に赤ちゃんがいるってことよ」
歩「赤ちゃん！じゃあ千尋お姉さんお母さんになるの？」
説明するのが面倒くさくなった私は、もう妊娠したていで話を進めることにした。
『そうなのー！今日から産休なのよ！』
あの人の手の平で転がされる事になるとも知らずに…
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りんねむ(プロフ) - sherryさん» sherryさん、コメントありがとうございます！時間がある時に、がんばって更新したいと思いますm(*_ _)m (2022年5月18日 17時) (
レス) id: a65ebb8e54 (このIDを非表示/違反報告)
sherry(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2022年5月13日 9時) (レス) id: 5b04212fee (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - 朱音さん» 朱音さん！コメントありがとうございます(泣)頑張ります*_ _) (2022年3月28日 1時) (レス) id: a65ebb8e54 (このIDを非表示/違反報告)
朱音 - ゆっくりでいいので更新頑張ってください！ (2022年3月26日 15時) (レス) id: 99e1269188 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - あっちゃんさん» コメントありがとうございます！！時間ができたら更新するように頑張ります！！m(*_ _)m (2021年9月12日 2時) (レス) id: a65ebb8e54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんねむ | 作成日時：2020年4月14日 21時
