第110話 ライバル ページ15
2セット目中盤
(音駒)17-13(烏野)
ドッ…
ボグッ
日「ほぐっ」
澤「カバーカバー！」
研磨のサーブから試合が再開する。
アンダーで取るには高く、オーバーで取るには低い、絶妙な高さ。日向は辛うじて上げる。
西「そいあっ！龍！！」
田「っしゃあああ！！
ピンチの時に決めんのは、旭さんだけじゃないんだぜぇぇぇ！！！」
トッ
キュッ
グワッ
田「ふんっ！！！」
山「チッ」
ドガッ
西・田「ソイソイソォォイ！！！」
『…アホか』
西谷からの2段トス。ボールを託された田中は
そして西谷・田中の二人は両手をワサワサしながら山本に挑発。もう一度言う。…アホか。
続いて田中のサーブ。
澤「田中ナイッサ！」
ボッ
ドッ
キュキュッ
『(海さんの後から犬岡…！)』
ドッ
バチッ
犬「！！」
西「ナイスワンタッチ！」
田「チャンスボール！！」
キュッ
ズバ
キュキュキュッ
でも日向はちゃんと見ていて、素早くブロックする。
ブロックの着地をしたらすぐに
――ギリギリの戦いの中で互いに影響し合い――
――時に実力以上の力を引き出す
まさに――
"好敵手"
日「ふんぬっ」
夜「うぉっ」
ぺちっ
ひょろっ
てんっ
日「よっしゃァ！！」
迫る犬岡のブロックを避けて日向が打ったショボスパイクは、今度はちゃんとコート内に落ちる。
喜ぶ日向と悔しがる犬岡。
二人は一度目を合わせてから大きな声で言う。
日・犬「もう一本！！」
その言葉に、両チームとも士気が上がるのだった。
山「らァ！！！」
ドパッ
山「ッシャアア！！！」
田「くそっ…！」
(音駒)18-15(烏野)
黒尾さん今んとこ特に目立ってないけど…
…大丈夫なのかな？頼りないよね、主将なのに。
黒「千尋ちゃん今失礼なこと考えたデショ」
『……いえそんなことは』
黒「何今の間
…まぁ、そっから俺の活躍見ててちょーだいよ」ﾆｯ
黒尾さんは私にそう言って、日向に向き直った。
黒「20cm以上の身長差で犬岡と互角以上に戦うなんて、すげーな
日「ヌッ！！！
チビって言う方がチビなんだぞコラァ！」
菅「それは違うだろ」
『あと黒尾さん先輩だから』
また、面白い戦局が見られそうだ。
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りんねむ(プロフ) - 零さん» そんなことないです！更新しようと思ってます！ アニメも最終シーズン動き出したみたいですしね！！頑張って面白い話書いていきたいと思います！！ (2022年9月5日 0時) (
レス) id: a65ebb8e54 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - 凪さん» 返信遅れてごめんなさい！コメントありがとうございます！( *´꒳`*) また、更新していきたいと思います！ (2022年9月5日 0時) (レス) id: a65ebb8e54 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - この話ってもう更新されない感じですか？😭この話春高までやって欲しいです。おもしろくて一気見しちゃいました。更新楽しみにしてます (2022年9月4日 19時) (レス) id: 3b18e7e712 (このIDを非表示/違反報告)
凪 - とうとうシーズン4ですね おめでとうございます！ りんねむさんの小説、いつも楽しみにしてます。これからも無理のないよう頑張ってください (2020年7月19日 23時) (レス) id: 2e6c097ff9 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - 鬼刀茜さん» 120話が"烏飼"になってました！先程"烏養"に訂正しました！御指摘ありがとうございます！m(_ _)m (2020年3月26日 13時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんねむ | 作成日時：2020年1月11日 10時
