【ハイキュー】いわゆる"モテ期"到来season2

第55話　誰にトスを…？ ページ8

西「全然ジャンプできてないんじゃないですか！？
一ヶ月もサボるからっっ」


東「うん…スミマセン…」


菅「キビシーな〜西谷w」


澤「………」





旭のスパイクが決まったあと、西谷が大きな声で旭さんにダメ出しをする。


西谷が旭さんにダメ出しをして、旭さんが謝り、スガさんが笑う。


いつも通りに戻ったんだ。


そしてそれを見守る大地さんの表情は、とても優しかった。









田「大地さんっ」


澤「うん」ﾆｺ




楽しそうに話す3人を見て、田中もいくらか興奮気味。




澤「でも…ベテランの町内会組に加えて旭も復活ってなると、いよいよ俺達が厳しいぞ」




確かに…

西谷(リベロ)も旭さん(エース)もいる。

スガさんだって弱い訳じゃない。

これは頑張らないと厳しい…



大地さんは田中や縁下を見てそう言う。



けどやっぱり…






田・縁「『(嬉しそうだ…)』」






田「何言ってんスか大地さん！」ｷﾘｯ




すると田中が自分を親指で指を指しながら、かっこつけて言う。



田「こっちには俺が居ma…」


日「こっちにはおれがいますよっ！！！」ﾋﾞｮｯ


澤「え、何？」


田「日向カブってんじゃねーよ！！
せっかくの俺のカッコイイ台詞がグダグダだよバカヤローッ」







しかし、残念な事に日向がセリフを被せてきてしまった。

故に聞き取れなかった大地さん。

ドンマイ田中…







ピーッ



東「ナイッサー！」


田「サっこォーい」





私のホイッスルの音で試合が再開する。





菅「ナイッサ！」


澤「縁下！」


縁「！」ﾄﾞｯ


田「カバー！」


縁「スマン影山カバー頼む！」


烏「(レシーブは全体的にまだまだだな)」






縁下が上げたボールの下に素早く潜る影山。


ボール落下点の見極めが速い

そして迷いの無い一本…


流石我が後輩だ。





ちらりと烏養を見ると、烏養さんも影山の動きに注目していた。

きっとここから誰に上げるのか気になるのだろう。
まぁ私はわかるけどね。

なんたってマネージャーですから！








烏「(こっちのセッターは確か1年か…
さぁこっから誰を使ー…)」






フッ







烏「！？」


嶋・滝「！？」


東・西「！？」







ドパッ








田「ナーイス日向影山！」


烏「………」






影山がトスを上げたのはやはり日向だった。

初めて2人の速攻を見た方々は口が半開きでポカーンとしている。

その様子を笑いながら私はホイッスルを吹くのだった。

第56話　いいじゃねぇか！→←第54話　おれの番！！！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す