第92話 帰宅ならぬ帰校 ページ46
翌日ー5月6日ーGW最終日
AM7:00
斉「ここで大丈夫？」
『はい。送って頂いてありがとうございました』
牛「ありがとうな」
天「まったねー！」
山「世話んなったな！」
瀬「練習試合頑張れよ！」
白「じゃ」
川「またね」
五「ありがとうございました！」
『こちらこそありがとうございました。鷲匠先生、お世話になりました。』ﾍﾟｺ
鷲「…烏養の孫によろしくな」
『はい』ﾆｺ
斉藤コーチに、白鳥沢の10人乗りワゴンで送ってもらう。…一軍選手と監督・コーチにお見送りしてもらうとは…なんて贅沢な。っていうか朝練しなよ。
なんて言葉は飲み込んで。窓から手を振り続けてくれる白鳥沢の選手たちに再度お辞儀をして、私は体育館に向かった。
「千尋ちゃん…？」
『っ…潔子さん！おはようございます！』
体育館に行くと、ちょうど潔子さんも来たところだった。挨拶をして扉に手をかける。
久しぶりの潔子さんにちょっと頬が緩んだのはここだけの秘密。
荷物を置いて、朝の準備をするために潔子さんと共に用具室へ向かうと、不思議な現象が起こる。
澤「いつもありがとう、二人共」
菅「サンキュ、いつも助かってる」
すれ違う部員たちがみんなかしこまった顔をして頭を下げていくのだ。
その不思議な光景に首をかしげる私たちであったが、用具室でボールの空気をひとつひとつ確認したあと、いつも通り部室に入って真っ青になった。
『っ…！』
整理整頓されているはずの救急箱はの中はグチャグチャに乱れ、乱雑に畳まれたタオルやビブスからは、生乾きの匂いがムンムンと漂っているではないか…。
『何かあったんですか…？』
清「わかんない…実は昨日体調不良で早退して…」
『と、とりあえず洗濯場でも見に行きます？』
清「…そうだね」
二人で顔を見合わせてからダッシュで洗濯機の元へ。…なんと。潔子さん昨日体調不良だったのか…。今日は大丈夫なのかな？
そんな事を考えながら洗濯場を見にいき、さらに驚く。そこにはホースが抜け、コンセントまで抜かれ、ひん曲がって置かれた洗濯機があった。
清「なに、これ…」
『何をどうしたらこうなるのか…』
衝撃の光景に肩を震わせる潔子さん。すると後ろから武ちゃんの声がした。
武「清水さん！千尋さん！」
潔子さんは眉をひそめて振り返った。もちろん私も。
武「体調もう大丈夫ですか？昨日は田中君と西谷君が凄く頑張ってくれたんですよ！」
その一言で私は全てを理解した。
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りんねむ(プロフ) - は る くさん» コメントありがとうございます！そして返信が遅くなってしまいすみませんm(_ _)m 以前、変なところを押してしまったらしく、シリーズ一覧に表示されなくなってしまったんです…！わかりにくくてごめんなさいm(_ _;)mこれからも本作品をよろしくお願いします！ (2020年3月18日 22時) (
レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
は る く(プロフ) - すみません！下にありましたね!!読んできます！ (2020年2月24日 1時) (レス) id: 20d1569ebb (このIDを非表示/違反報告)
は る く(プロフ) - この作品の1はもう無いのでしょうか、、、？すごく読みたいです( .. ) (2020年2月24日 1時) (レス) id: 20d1569ebb (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - 綾さん» コメントありがとうございます！誤字ばかりですね…すみません…。ご指摘感謝致しますm(_ _)m (2020年1月11日 19時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
綾(プロフ) - 鷲上じゃなくて鷲匠だと思います (2020年1月11日 18時) (レス) id: c6c2226349 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんねむ | 作成日時：2019年6月16日 18時
