【ハイキュー】いわゆる"モテ期"到来season2

第90話　第ニ次水鉄砲対戦 ページ44

説明しよう。対戦構造は…


《千尋陣営》
千尋、白布、川西、大平

《瀬見陣営》
瀬見、山形、五色、牛島


私たちはお互いに水をかけ合う。
私は同級生二人に守られながらなんとかずぶ濡れにならずに済んでいる。

ちなみに最後に入った大平さんと牛島さんは誰を攻撃するわけでもなく、私たち後輩を眺めていた。



『まずは五色から…行け二人とも！』

白「ラジャ」ｽｯ

川「了解」ﾁｬｷ


五「うわぁ！こっち来た！瀬見さん山形さん助けっ…！」


バシャ！！


瀬「すまん五色…！」

山「お前の敵、俺たちが打つぜっ…！」


【五色工:脱落】


白・川「デデッデデデデ、デデデデン」

『マ○オか』




2年生二人の攻撃により、五色は上から下までびっしょびしょ。
五色は酷いです！とか言いながら着替えをしに部屋へと戻って行った。



白「次は？」

川「瀬見さんでいいだろ」

『そだね』


瀬「聞こえてんぞお前ら！」

山「じゃ、お前囮な」

瀬「おう！…ってえ？！囮？！」


『行ったれ！白布！川西！』

川「瀬見さん覚悟っ！」ﾊﾞｯ

白「………」ﾁｬｷ



内部分裂的なやつをしてる先輩たちに構うことなく、白布と川西が獲物(水鉄砲)を構える。

そして私は少し離れた体育館の階段のところで、身の安全を確保しながら勝負の行く末を見ていた。


そう、あの時までは…





瀬「おい山形！お前助けろよ！」

山「悪ぃな瀬見…俺はこれ以上濡れたくねぇんだ…」

瀬「お前、裸足上裸のくせして何言ってんだよ！！」


白「お喋りなんて随分余裕ですね瀬見さん。そのまま動かす俺にヤられて下さい。」

瀬「その言い方やめろ！…かぁいくねぇ！！」


山「おっと…お前の相手は俺だぜ川西！」

川「わっ！…山形さん！望むところです！」


大「楽しそうだなぁ」

牛「あぁ」



それぞれ瀬見さんVS白布、山形さんVS川西の構図ができ、大平さんや牛島さんもそれを面白そうに見ている。



川「千尋ちょっとヘルプ！山形さん濡れるもん少ないから強い！…ヘルプ！」



そんな時、川西が私にヘルプを要求してくる。ズボンオンリーの山形さんは多少水がかかったぐらいへっちゃらのようで、川西は逃げるので必死だ。

だがそんな面白い展開、邪魔するわけには行くまい。私はニヤリと笑ってから口を開いた。



『いやよ。がんbaっ…』



その時だった。



「ドォォーーン！！」

バッシャァァアン！！

『っ！？！？』



ドーンと言う声と共に後ろから大量の水が降ってきたのだった。

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