第82話 幻？ ページ36
五色side
五「"コート脇に咲く茨姫"って、中学2年生の1年間しか現れなかった、あの"幻の茨姫"ですか？」
白「なんだそれ？」
五「えっちがうんですか？！」
白「"幻の"って言うのは知らないけど、千尋は正真正銘"茨姫"だ。」
五「俺らが中1の頃しか試合に居なかったんですよね。だから幻って…」
川「確かにな。俺らが中3の時は見なかった。」
天「千尋ちゃんいじめられてたんだヨー！！」
五「天童さん！」
白「それ、どういうことですか。」
俺と白布さん、川西さんで話していたら、いきなり天童さんが入ってきた。
…びっくりした……
そして天童さんは"千尋さんはいじめられていた"と言う。
天「ホラ！千尋ちゃんが中2の時、北一は及川が主将だったでしょ？で、及川たち3年は千尋ちゃんのことが大のお気に入りだった。挙げ句、インタビューで"茨姫"なんて紹介しちゃうからもう目立っちゃって目立っちゃって！
それが気に食わなかったんだよ、同級生たちは。
で、中学3年、最後の大会が始まる直前に千尋ちゃんはそれに耐えられなくて辞めちゃったんだってさ！」
言葉が出なかった。
マネージャーは選手を支える者
マネージャーは選手を信じる者
千尋さんはどんな雑用も文句も言わず、ただ一人で黙々と、完璧にこなしていたと言聞く。
それなのに…
選手のために、必死に頑張ってきたのに、選手に感謝されるどころか嫌がらせを受けていた。
今の話を聞いて、天童さんと牛島さん以外の先輩達の表情が変った。
大「そうだったのか…」
瀬「それなのにまだバレーを…」
川「そんだけバレーが好きだってことか…」
白「許せねぇ…」
五「って、天童さんは何でその事知ってるんですか？」
天「若利くんに聞いたー！！」
山「じゃあ若利は何で知ってんだ？」
牛「千尋に直接聞いた。」
全「ええぇぇ！」
そんな感じで、明日からは千尋さんになるべく負担をかけないように、積極的に手伝うこと。
感謝の気持ちをきちんと伝えることをするように決まった。
________________________________________
天「てゆーかさ！！千尋ちゃんがジャージ履いてたんだけど！！誰の！！？」
瀬「確かに！俺じゃねぇよ？」
牛「俺じゃない」
大「俺も貸してないよ」
山「俺でもねぇ」
五「俺も違います！」
白「と言うことは…？」
川「俺貸してないっすよ？」
天「あれ？どゆこと？」
(上手く難を逃れた白布くんでした。)
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りんねむ(プロフ) - は る くさん» コメントありがとうございます！そして返信が遅くなってしまいすみませんm(_ _)m 以前、変なところを押してしまったらしく、シリーズ一覧に表示されなくなってしまったんです…！わかりにくくてごめんなさいm(_ _;)mこれからも本作品をよろしくお願いします！ (2020年3月18日 22時) (
レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
は る く(プロフ) - すみません！下にありましたね!!読んできます！ (2020年2月24日 1時) (レス) id: 20d1569ebb (このIDを非表示/違反報告)
は る く(プロフ) - この作品の1はもう無いのでしょうか、、、？すごく読みたいです( .. ) (2020年2月24日 1時) (レス) id: 20d1569ebb (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - 綾さん» コメントありがとうございます！誤字ばかりですね…すみません…。ご指摘感謝致しますm(_ _)m (2020年1月11日 19時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
綾(プロフ) - 鷲上じゃなくて鷲匠だと思います (2020年1月11日 18時) (レス) id: c6c2226349 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんねむ | 作成日時：2019年6月16日 18時
