第78話 サラダ ページ31
寮母「スープも出来たし、カレーもご飯もOK！あとはサラダだけね！じゃあ、千尋ちゃんはレタスと、キュウリと…」
『トマトもですね。』
寮母「えぇそうね。
あっ！卵が無い！ソーセージとハムも少ないわね…。
んー、私今から買いに行ってくるわ！まだスーパー開いてるはずだから！じゃああとよろしくね！」
『えぁ、はい、行ってらっしゃい！』
バタンッ
行ってしまった…。
なんか凄い…勢いのある人だよね。
まぁ残りはサラダだけだし、盛り付けとか配膳は最悪1年生たちに手伝って貰えば大丈夫だろう。
一人になった私は静かに冷蔵庫から食材を取り出す。
現在19時30分。全員がお風呂から出てくるまであと15分〜30分といったところだろうか。
『さてと…やりますか。』
包丁を握り直し、私はまた野菜を切り始めた。
レタスをちぎってキュウリを切って、
オクラとトマトも一口サイズに。
あとはコーン缶とヤングコーン缶、ツナ缶を出して…
『っ…！！』
その時
『ちょっと、脅かさないで下さいよ。
天童さん。』
天「あれー？バレちゃった？？」
また天童さんだった。
私は後ろから、いわゆる"バックハグ"なるものをされている。
腰に巻き付いてきた"何か"は天童の腕というわけだ。
天童さんは私の頭に顎をのせているので、頭が少し重い。
天童さんやめて。ハゲちゃう。
『バレバレです。こんなことするの天童さんくらいしかいないじゃないですか。』
天「確かにー！ww
ってゆーか千尋ちゃん、奥さんみたい〜。オレの奥さんになっちゃう？」
『何言ってるんですか。それより、ちゃんと髪の毛拭かないと風邪引きますよ。』
天「ハーイ。あ、それ食べたい」
ちらりと見ると、髪の毛がまだ濡れていたので拭くように促す。
すると天童さんは私が缶から取り出していたヤングコーンを見てそう言う。
なるほど、つまみ食いをしようって訳だな…
『ダメですよ。つまみ食いなんてさせませんからね。』
天「えーだめ？」
『ダメです』
ダメだと言うと、頭上から肩に顔を移動させて、私の肩にぐりぐりしながら聞いてくる。
息が首元にあたってくすぐったい。
天「だめ？」
『ダメです』
天「どうしても？」
『ダメです』
天「…絶対？」
『…もうわかりましたよ。1コだけですからね。』
天「うん♡」
そして最後には折れてしまう私であった。
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りんねむ(プロフ) - は る くさん» コメントありがとうございます！そして返信が遅くなってしまいすみませんm(_ _)m 以前、変なところを押してしまったらしく、シリーズ一覧に表示されなくなってしまったんです…！わかりにくくてごめんなさいm(_ _;)mこれからも本作品をよろしくお願いします！ (2020年3月18日 22時) (
レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
は る く(プロフ) - すみません！下にありましたね!!読んできます！ (2020年2月24日 1時) (レス) id: 20d1569ebb (このIDを非表示/違反報告)
は る く(プロフ) - この作品の1はもう無いのでしょうか、、、？すごく読みたいです( .. ) (2020年2月24日 1時) (レス) id: 20d1569ebb (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - 綾さん» コメントありがとうございます！誤字ばかりですね…すみません…。ご指摘感謝致しますm(_ _)m (2020年1月11日 19時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
綾(プロフ) - 鷲上じゃなくて鷲匠だと思います (2020年1月11日 18時) (レス) id: c6c2226349 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんねむ | 作成日時：2019年6月16日 18時
