第74話 120点 ページ27
天童side
天「あれれー?工照れてる〜?」ニヤニヤ
オレがそう聞けば、「違いますっ!!」とさらに顔を赤くする工。
カワイイ後輩をいじme…いじっていると、千尋ちゃんが"あの事"を聞いてきた。
『っていうか天童さん。何で今日髪の毛下ろしてるんですか?お陰で初め誰だかわかりませんでしたよ。』
天「かっこいいっしょ??今朝時間無くてさーセット出来なかったのヨ!
千尋ちゃんはいつものオレと髪下ろしてるオレ、どっちがかっこいいと思う〜??」
気がついたらそんなことを言っていた。
オレはどんな答えを望んでいたのか…
自分でもわからなかった。
千尋ちゃんはイイコだから正直にどっちがかっこいいか答えてくれるかもしれない…。
もしかしたら、クラスの女のコたちと同じことを言うかもしれない…
その答えを聞きたいとも思うし、聞きたくないとも思う。
オレ的には上げてるほうが良いと思うんだよネ〜と髪の毛を弄りながら千尋ちゃんの言葉を待った。
『別に。どっちでもいいです。髪を上げていようがおろしていようが、天童さんは天童さんなんで。』
天「!!」
『あ、でもバレーの時は上げて下さいね?目に入ると危ないし、視界悪くなるし。ゲスブロドシャットやり辛くなりますよ。』
天「…っ……うん///」
120点の答え。
クラスの女のコ達とも、若利くんとも違う、オレが一番求めてた答えだった。
"髪を下ろしていようがいまいがオレはオレ"
やっぱり千尋ちゃんはわかってんね。
『私ヘアゴムとピン持ってますけど、使います?』
そんなことを考えていると、千尋ちゃんがバックからヘアゴムとピンを取り出しはじめた。
天「うん使うー。てか千尋ちゃんしばってヨ!」
『えー………いいですよ。』
天「何今の間」
『何でもないです。やるんで早く来て下さい。練習始まっちゃいますよ。』
天「ハーイ」
オレはそう言って、とぼけながら嬉しさ誤魔化す。
小さい背中を追って体育館へ入った。
天「てゆーか千尋ちゃんさ。」
『何ですか?』
天「何でオレだってわかったの?髪型違ったのに。初めはわかんなかったんでしょ?いつオレだって気づいたの?」
体育館に入ったところで、そういえば、と思って聞いてみた。
初め誰だかわかんなかったって言ってたし、何でオレってわかったんだろ?
すると千尋ちゃんはオレの方を見て口を開いた。
『匂い…ですかね?』
天「え?」
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りんねむ(プロフ) - は る くさん» コメントありがとうございます!そして返信が遅くなってしまいすみませんm(_ _)m 以前、変なところを押してしまったらしく、シリーズ一覧に表示されなくなってしまったんです…!わかりにくくてごめんなさいm(_ _;)mこれからも本作品をよろしくお願いします! (2020年3月18日 22時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
は る く(プロフ) - すみません!下にありましたね!!読んできます! (2020年2月24日 1時) (レス) id: 20d1569ebb (このIDを非表示/違反報告)
は る く(プロフ) - この作品の1はもう無いのでしょうか、、、?すごく読みたいです( .. ) (2020年2月24日 1時) (レス) id: 20d1569ebb (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - 綾さん» コメントありがとうございます!誤字ばかりですね…すみません…。ご指摘感謝致しますm(_ _)m (2020年1月11日 19時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
綾(プロフ) - 鷲上じゃなくて鷲匠だと思います (2020年1月11日 18時) (レス) id: c6c2226349 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんねむ | 作成日時:2019年6月16日 18時