第69話 いざ白鳥沢へ ページ22
GW合宿初日ー放課後ー
『………』
私は今、白鳥沢学園の校門前に居る。
スマホを開いて時間を見る。指定された時刻は17:00に体育館前。ちなみに現在16:30。
遅れたら大変、と思って早めに学校を出たら、逆に早く着き過ぎてしまった。
牛島さん曰く、
牛島若利普段、敷地内は関係者以外立入禁止だが、申請を出したから着き次第入ってくれて構わない。
とのこと。
私はその言葉を信じて校門をくぐった。
帰宅する生徒や、部活をする生徒を横目に体育館を目指す。去年の夏にも同じ理由・目的で来たことがあるので、場所は知っている。すれ違う生徒の視線が熱かった。
『………』
今度は体育館の扉の前で立ち止まる。
この扉は開けていいのか。中に誰かいるのだろうか。勢い良く入ってシラけたらどうしよう、なんて考えながら。
牛島さんに会うのは冬休み以来だし、他の皆さんと会うのも久しぶりなので、どうしても緊張してしまう。
少し考えてから、とりあえず牛島さんに電話をかけることにした。
スマホを取り出し、電話帳を開く。
えっと、牛島…牛島…あ、あっt
？「あぁ〜！千尋ちゃん来てる〜！！」
『！！？』
ちょうど牛島さんの名前を見つけた時だった。
いきなり私の名前を呼ぶ声が聞こえた。
振り返ってみると誰かがこっちに向かって走って来てる。長くて赤い髪の人。顔は前髪で隠れて見えない。
誰。怖い。
でも声には聞き覚えがあった。
？「久っしぶりーっ！！」
その人は私に駆け寄るなり、思いっきり私を抱きしめる。
く、苦しい…
それにしてもこの声、喋り方、匂い…
あ、わかったぞ。
いつもと髪型が違うからわかんなかった。
でも考えて見れば、
私は息苦しい中、その人に声をかける。
『ちょっと、苦しいんで離してもらってもいいですか。
天童さん。』
天「えーヤダ」
『………』
即答かよ。
満面の笑みで私を抱きしめ続けるこの人は天童覚さん。白鳥沢の優秀なMBだ。
っていうか天童さん、本当に離して。
通り行く人みんなこっち見てる。恥ずかしい。
「天童、そろそろ離してやんなさい」
「千尋が困ってんだろ」
天童さんの自由奔放っぶりに困って居ると、天童さんの奥から声が。
体をぐいっとずらして見ると、
『獅音さん！瀬見さん！…と牛島さん？』
呆れながらそう言う獅音さんと瀬見さん、そして少し様子のおかしい牛島さんが居た。
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りんねむ(プロフ) - は る くさん» コメントありがとうございます！そして返信が遅くなってしまいすみませんm(_ _)m 以前、変なところを押してしまったらしく、シリーズ一覧に表示されなくなってしまったんです…！わかりにくくてごめんなさいm(_ _;)mこれからも本作品をよろしくお願いします！ (2020年3月18日 22時) (
レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
は る く(プロフ) - すみません！下にありましたね!!読んできます！ (2020年2月24日 1時) (レス) id: 20d1569ebb (このIDを非表示/違反報告)
は る く(プロフ) - この作品の1はもう無いのでしょうか、、、？すごく読みたいです( .. ) (2020年2月24日 1時) (レス) id: 20d1569ebb (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - 綾さん» コメントありがとうございます！誤字ばかりですね…すみません…。ご指摘感謝致しますm(_ _)m (2020年1月11日 19時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
綾(プロフ) - 鷲上じゃなくて鷲匠だと思います (2020年1月11日 18時) (レス) id: c6c2226349 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんねむ | 作成日時：2019年6月16日 18時
