【ハイキュー】いわゆる"モテ期"到来season2

第68話　私の秘密その1 ページ21

『私は…』




覚悟を決めて口を開いた。




『行きたい。行くべきかなとも思いよ。』


烏「敵情視察、だけじゃねぇな。」


『ｺｸ)…強いチームを知ることは大事な事だと思うの。今県内で一番強いのは、牛島さんの居る白鳥沢学園。
選手達のこれからの指導やサポートのためにも、私は行きたい。』


烏「いいんじゃねぇか？」


『！！』


烏「鷲匠先生の指導方法は俺も知りてぇし。ただ、音駒の日は居てくれよ？」


『うん！』






けい兄の返事は意外だった。

…ダメって言われるかと思った…

嬉しくなったが、私はここであることを思い出した。





『あ、でもみんなに何て言おう…』


烏「あぁーあいつらには言って無かったんだっけか？」





みんなは何も知らない。
けい兄と違って、何も…。





烏「お前がユースのマネージャー(・・・・・・・・・・)だってこと。」





この事もそう。

私は高1の夏休みから、ユースのマネージャーになった。
理由は牛島さんによる推薦。

でも、私は目立ちたく無かった。
有名なりたくなかった。
だからみんなには何も言わなかったし、今でも言ってない。

最近は言わなきゃかなって思うけど、まだその時じゃ無い。





『うん。何も言ってないから。』


烏「そーだな…家の用事って言えば大丈夫だろ。」






けい兄は少し悩んだ後でそう答える。
それもそうか、と私は納得した。





『…わかった。
日程とかの連絡は特に来ていないから、また分かり次第伝えるね。』


烏「おう」


『失礼します。』


烏「気をつけて帰れよ」


『はーい』





さよならーと手を振れば、右手を軽く上げ帰る支度をするけい兄。

私は急いで更衣室へと向かった。






『お疲れ様です』


清「あ、千尋ちゃんやっと来た。今日澤村が肉まん奢ってくれるって。一緒に行こ？」


『本当ですか！やったぁ！マッハで着替えますね！！』


清「うん」ｸｽｯ






なんと！
大地さんめっちゃ優しい！！

肉まんを奢ってくれるだと！？

私は嬉しさに心を躍らせながら、急いで制服に着替えるのだった。


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西「おい聞こえるか龍！？」ｺｿｯ


田「あぁバッチリ聞こえるぜノヤっさん！！」ｺｿｯ


西「これがいわゆる…！」ｺｿｯ


田「ガールズトーク…！」ｺｿｯ


菅「お前ら後で千尋にボコされても知らないぞー」






(その頃の女子更衣室前)

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