【ハイキュー】いわゆる"モテ期"到来season2

第64話　チーム烏野、始動 ページ17

烏「…とにかくっレシーブだ！
それが出来なきゃ始まんねぇ。明日からみっちりやるからな！」


澤「あざしたーっ」


全「したーっ」


烏「おう。ストレッチサボんなよ」





時計を見ればもう8時を過ぎていた。
いくら急がなくちゃいけないと言っても、ストレッチはきちんとやらねばならない。
体のケアはしっかりしないとケガの元になるからね。

そしてストレッチが終わった選手たちは、片付けに取り掛かっていた。






日「アサヒさんっ」


東「？うん？」





日向が旭さんに話しかけるのが聞こえた。




日「…おれはエースじゃないけど、エースの前に道を作ることは出来ます。最強の囮になります…！
あっ影山のトスがないとできないけど…だから…
だからえーと…えーと…あ〜う〜…」


東「…エースってさ。
大抵WSのレフトポジションの選手がそう呼ばれるけど…俺とか田中とか。」


日「？はい」


東「3枚ブロックをブチ抜けるとか大事なとこでボールが集まるとか、それは確かにエースの役目だけど…」


(影「お前のスピードとバネと俺のトスがあればどんなブロックとだって勝負出来る！！」)


東「あんな風にセッターに言わせられるって言うのも、とんでもなく凄いことだと思うよ。」


日「？？」





今旭さんめっちゃ良いこと言ったのに、日向にはいまいち伝わらなかったみたいだ…
頑張れ旭さん…！





東「えーっとだから…あの〜なんだ…
どんな呼び名でもポジションでも、敵チームに一番恐れられる選手が一番カッコイイと思わないか？"あのMBヤベーぞ気をつけろ！"とか言われてさ！」


日「！！」ｺｸｺｸ


東「負けないからな」


日「っ！オス！！」




エースの宣戦布告に嬉しそうに返事をする日向。




東「あっでも俺は…レギュラーに戻してもらえたらの話だけど…」


菅「…旭はでっかいクセにホント気は小さいけどな〜w」


澤「ちゃんとお前も復活したな、スガ！」


菅「…うじうじくよくよいじいじしてて、すみませんでした。」


澤「そこまで言ってない。
頼れる西谷も戻って来たし！」


西「オス！！！」ﾊﾞｯ


澤「でも教頭突き飛ばしたりするのは二度と無しね？」


西「………」


澤「あ、あと名ばかりエースのへなちょこWSも戻って来たしな、そういえば(・・・・・)」


東「………」


烏「じゃあ一発シメてとっとと上がれー」




烏養さんの声で選手たちがわらわらと円陣を組む。
そして…

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