第61話 同じ1点 ページ14
影「……今のお前は」
日「？」
影「ただの"ちょっとジャンプ力があって素早いだけの下手くそ"だ。
大黒柱のエースになんかなれねぇ」
日「！！」
東「ちょ、ちょい…」
田「おい」
なんでお前はいつもそうなのかね…
もう少し言葉を選んで言えばいいものを…
影「でも！俺が居ればお前は最強だ！」
日「！？」
なんかかっこいいこと言ってるけど、恥ずかしくないのかしら。
そんなことを考えながら行く末を見守る。
影「東峰さんのスパイクはスゲー威力があって、3枚ブロックだって撃ち抜ける！」
東「え"！いやでも毎回じゃないし、えーと…」
影「じゃあお前はどうだ。俺のトスがお前に上がった時、お前はブロックな捕まったことがあるか！」
日「……！」
あー、なんとなくわかった。影山の言いたいこと。
全く…不器用な男だこと。
それと旭さん動揺しすぎね。もって自信もって。
時間も押しているので、私はホイッスルを鳴らす。
今回のサーブは町内会チーム。嶋田さんが打った。
日向side
澤「縁下！」
縁「オーライ！」
田「ナイスレシーブ！」
眼鏡の人が打ったサーブを縁下さんがが綺麗にレシーブした。
でも俺はどうすればいいのかわからなかった。
ブロックでっかいし…
影「躱せ！！！」
日「！！」
滝「(為替…？)」
影「それ以外にできることあんのかボゲエ！！」
影山が怒鳴った。
そしておれは助走に入る。
なんとなく影山の言いたいことがわかった気がした。
キュッキュッ
東「(跳ぶ…)」
滝「(逃さねーぞ…！)」
そしておれはグッと足に力を入れて…
打ち抜けないなら…
日「躱す…！」
キュッキュッ
東「！？」
滝「ハァ！？」
烏「！！？」
ブロック嫌だ止められるの嫌だ…！！
おれはレフトから反対側に走る。
目の前にブロックが居たら、
今のおれに勝ち目なんかない。
エースみたいな戦い方出来ない。
でも
"俺がいれば"
"お前は最強だ"
日「………」
ボッ
嶋「！」
眼鏡の人に打ったスパイクが当たって、高校チームに点が入った。
すると、影山はおれの方を見て大きな声で言った。
影「お前はエースじゃないけど！！
そのスピードとバネと俺のトスがあれば、どんなブロックとだって勝負出来る！！！」
日「！」
影「エースが打ち抜いた1点も、お前が躱して打った1点も、
同じ1点だ。」
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りんねむ(プロフ) - は る くさん» コメントありがとうございます！そして返信が遅くなってしまいすみませんm(_ _)m 以前、変なところを押してしまったらしく、シリーズ一覧に表示されなくなってしまったんです…！わかりにくくてごめんなさいm(_ _;)mこれからも本作品をよろしくお願いします！ (2020年3月18日 22時) (
レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
は る く(プロフ) - すみません！下にありましたね!!読んできます！ (2020年2月24日 1時) (レス) id: 20d1569ebb (このIDを非表示/違反報告)
は る く(プロフ) - この作品の1はもう無いのでしょうか、、、？すごく読みたいです( .. ) (2020年2月24日 1時) (レス) id: 20d1569ebb (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - 綾さん» コメントありがとうございます！誤字ばかりですね…すみません…。ご指摘感謝致しますm(_ _)m (2020年1月11日 19時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
綾(プロフ) - 鷲上じゃなくて鷲匠だと思います (2020年1月11日 18時) (レス) id: c6c2226349 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんねむ | 作成日時：2019年6月16日 18時
