第44話 エースと呼ばれる人 ページ46
東峰side
日「おれ、それわかります。
跳んでも跳んでも、目の前にあるのは人の壁
おれ背が低くて技術も無いから、ブロックに捕まってばっかで、でも今は
東「！」
日「ブロックが目の前から居なくなって…
ネットの"向こう側"がぱぁっと見えるんです！」
あ、その景色ちょっとわかる。
日「そんで、一番高いトコでボールが手に当たって、ボールの"重さ"がこう…こう手にズシッとくるあの感じ、大好きです！」
それも知ってる。
影「お前もっとまとめてからしゃべれよ」
日「エ"ッ//」
よく、知ってる。
ボールを打つ動作や、手をにぎにぎしながら、目を輝かせて話す日向。
俺も自分の手のひらを見て思う。
日「おれ、アサヒさん羨ましいです。
今のおれには一人でブロックをブチ抜くタッパもパワーも無いけど、アサヒさんにはそれがある。
今までたくさんブロックされてきたのかもしれないけど、それよりもっといっぱいのスパイク決めてきたんですよね？
だから皆…
アサヒさんを"エース"って呼ぶんだ。」
(日「おれエースになりたいから」)
(『エースに憧れる1年生だっているんです』)
東「…！」
キーンコーンカーンコーン
その時チャイムが鳴った。
影「…時間だ、戻るぞ日向」
日「〰〰〰」
影「早く来いアホ遅刻するっ！」ﾍﾟｼｯ
またコントのようなことをして帰ろうとする二人。
その時、今まで無言だった影山が口を開いた。
影「………あの、」
東「？」
影「一人で勝てないの当たり前です。
コートには6人居るんだから。
…俺もソレわかったのついこの間なんで、偉そうに言えないっすけど…」
東「………」
影「…失礼します。」
俺は二人の言葉を聞いて、何も言えなかった。
_____________________________________
千尋side
『何よあいつら…
私のお説教じみた言葉よりも全然いい事言うじゃない…』
日向の何も考えてない真っ直ぐな言葉。
影山の多くは言わず、核心だけをつく言葉。
どっちも旭さんの心に響いたはず。
チャイムもなったので、私も教室へ戻ることにした。
それにしても……
ぐぅぅうう
『あいつらのせいでお弁当食べそこねた…
あぁ…お腹空いたぁ…』
トボトボと帰る私であった。
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りんねむ(プロフ) - 桜音姫さん» 全然大丈夫です！お気になさらないで下さい！ (2019年6月20日 6時) (
レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
桜音姫(プロフ) - すいません(￣▽￣;)10番のイメージが強すぎて勘違いしてました(^_^;) (2019年6月20日 3時) (レス) id: 1b05663279 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - 桜音姫さん» 原作沿いに書いているのですが、私の書くスピードが遅いもので……。すみません(^_^;)烏野10番の日向翔陽はもうしばらくお待ち下さい！！今回はコメントして頂いてありがとうございました！これからも本作品をよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年6月19日 21時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - 桜音姫さん» 初めまして！コメントありがとうございます！m(_ _)m先程、単行本2巻の方で確認しましたところ、青葉城西高校との初めての練習試合では、日向のゼッケン番号は5番でした。そこはまだユニフォームが届く前のお話なんですね！ (2019年6月19日 21時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
桜音姫(プロフ) - 初めまして(笑)今、練習試合のところまで読んだのですが、日向の背番号10番なのに5番になってるので訂正お願いします(^_^;) (2019年6月19日 18時) (レス) id: 1b05663279 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんねむ | 作成日時：2019年1月11日 0時
