第38話 お弁当を食べましょう ページ40
『…………』
私の目の前には3-3と書かれたクラス看板とそこにつながるドア。
1つ年上の先輩たちが通り過ぎる中、私はお弁当片手に1人佇む。
現在昼休み
私は旭さんに会いに来ていた
「君大丈夫？誰か呼ぶ？」
私がボケっと突っ立っていると、親切に男性の先輩が声をかけてくれた。
この人は確か、野球部主将の根岸先輩だったはず。
マッチョだ…
『えっと、旭さ…東峰先輩お願いします。』
はっと我に返り私がそう言うと、大きな声で「東峰ー！！」と旭さんを呼んでくれた。
さすが野球部、よく声が通る。
ついでに、
「可愛い彼女がお待ちだぞ」
と、爆弾を落として…
『………』ﾊｧ
やられた…
根岸先輩を見れば、手を合わせて「
それもニヤッとしながら。
…絶対この人悪いと思ってない。
そんな気持ちを押し殺し、私は軽く会釈する。
「えー！！東峰まじ？！」
「やるなぁお前！！」
「メンタル豆腐なのに？！」
根岸先輩の一言で盛り上がる教室。
…メンタル豆腐なのにとか言われてるし
…てゆうか彼女じゃないし
なんて考えていると、
「違うって〜部活の後輩だよぉ…」
と情けない声が聞こえた。
顔を上げると、ドアのところに立っている旭さんを発見。
「ちわス」と挨拶をしてお弁当を掲げる。
『旭さん、お弁当食べましょ』
少しの沈黙のあと、旭さんは「うん」と頷く。
そして屋上へ
他愛もない会話をしながらお弁当を食べる。
旭さんと西谷が部活に来なく、来れなくなってから、
私はほとんど毎日どちらかとお昼と一緒に過ごしている。
別に先生に言われたとか、大地さんに頼まれたとか言うわけじゃないけど、
何故だか、こうしなくちゃいけない気がしたから。
まぁ一緒にいるだけで、特に何かしているわけではない。
バレーの話もそんなにしないし、旭さんなんて特に。
他愛もない会話をして、ただ一緒にいるだけ。
でも、今日は違う。
今日はちゃんとバレーの話をしようと思ってここへ来た。
この人のところに。
『旭さん……』
____________________________________
澤「おい根岸…」
菅「旭と千尋が付き合う訳ねぇべ…」
清「というかそんな事させない」
澤「わかったな…？」
根「……ｺｸｺｸｺｸｺｸ(バレー部怖ぇ…！！)」
(旭さんが居なくなった後の3-3前の廊下)
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りんねむ(プロフ) - 桜音姫さん» 全然大丈夫です！お気になさらないで下さい！ (2019年6月20日 6時) (
レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
桜音姫(プロフ) - すいません(￣▽￣;)10番のイメージが強すぎて勘違いしてました(^_^;) (2019年6月20日 3時) (レス) id: 1b05663279 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - 桜音姫さん» 原作沿いに書いているのですが、私の書くスピードが遅いもので……。すみません(^_^;)烏野10番の日向翔陽はもうしばらくお待ち下さい！！今回はコメントして頂いてありがとうございました！これからも本作品をよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年6月19日 21時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - 桜音姫さん» 初めまして！コメントありがとうございます！m(_ _)m先程、単行本2巻の方で確認しましたところ、青葉城西高校との初めての練習試合では、日向のゼッケン番号は5番でした。そこはまだユニフォームが届く前のお話なんですね！ (2019年6月19日 21時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
桜音姫(プロフ) - 初めまして(笑)今、練習試合のところまで読んだのですが、日向の背番号10番なのに5番になってるので訂正お願いします(^_^;) (2019年6月19日 18時) (レス) id: 1b05663279 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんねむ | 作成日時：2019年1月11日 0時
