第30話 不意打ち ページ32
inバス
澤「………」
菅「………」
影「…き、気にしないで下さい。あの人、ああやって人ひっかき回すの好きなだけなんです。」
澤「……ふふっ」
『！？』ﾋﾞｸｯ
日「
田「大地さん？！」
バスに乗って少しして、
3年生たちがしかめっ面をしていたのを気にしたのか、
影山が謎のフォローを入れた時だった。
大地さんが低い声で笑った。
あまり不気味さに、私を含めた1・2年は思わず身震いをする。
澤「…確かにインターハイ予選まで時間は無い。
……けど、そろそろ戻ってくる頃なんだ。」
田「あっ！」
日「？何がですか？」
私もそこで思い出す。
あいつの存在を。
私は一つため息をついてから、日向と影山の方を向いて口を開く。
『烏野の、"守護神"だよ』
日「しゅ…守護神！？」
影「なんだ、他にも部員いるんですか！」
菅「……うん、居るよ。」
影「？」
影山が質問すると、思い空気で返答するスガさん。
影山は不思議そうに首をかしげる。
全く…なんでいつもこうなるのか…
しょうがないとは思ってるけど、こう、空気が重くなるのは正直好きじゃない。
『……ﾊｧ…はい！この話はもうおしまい！
みんな疲れてるんだから静かに座ってなさい。』
日・影「「うス！」」
私がしびれを切らして強制的にその会話を終わらせると、スガさんがはっとした顔で「ごめんな」と言う。
私はそう言うスガさんのしょんぼりした顔も嫌で、無意識に手が動いてしまった。
菅「…っ千尋？！ひゃにしてんの…？」
『…………
ほっぺたを、つまんでます。』
菅「ひゃんで…？」
『……暗い顔してるからです。』
両手でスガさんのほっぺたをつまむ。
するとスガさんは目を見開いて、もごもごと口を動かす。
そして少しの沈黙が続き、スガさんが私の手をそっと外した。
菅「ごめんな、暗い顔しちゃって。
でももう大丈夫！いつもの俺に戻るべ！」ﾆｯ
そう言うスガさんの笑顔は、確かにいつも通りの爽やかな笑顔だった。
『……元気になったなら良かったです。』
菅「おう、ありがとな！」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ
『っ！？//……いえ。』
スガさんはそう言って前を向く。
最後に私の頭をポンポンして…
『………(不意打ちやめてほしい)』
私は普段されることのない仕草に、一人心臓をうるさくするのだった。
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りんねむ(プロフ) - 桜音姫さん» 全然大丈夫です！お気になさらないで下さい！ (2019年6月20日 6時) (
レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
桜音姫(プロフ) - すいません(￣▽￣;)10番のイメージが強すぎて勘違いしてました(^_^;) (2019年6月20日 3時) (レス) id: 1b05663279 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - 桜音姫さん» 原作沿いに書いているのですが、私の書くスピードが遅いもので……。すみません(^_^;)烏野10番の日向翔陽はもうしばらくお待ち下さい！！今回はコメントして頂いてありがとうございました！これからも本作品をよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年6月19日 21時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - 桜音姫さん» 初めまして！コメントありがとうございます！m(_ _)m先程、単行本2巻の方で確認しましたところ、青葉城西高校との初めての練習試合では、日向のゼッケン番号は5番でした。そこはまだユニフォームが届く前のお話なんですね！ (2019年6月19日 21時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
桜音姫(プロフ) - 初めまして(笑)今、練習試合のところまで読んだのですが、日向の背番号10番なのに5番になってるので訂正お願いします(^_^;) (2019年6月19日 18時) (レス) id: 1b05663279 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんねむ | 作成日時：2019年1月11日 0時
