第29話 vs誰？ ページ30
及「"アイツ"に勝ったら付き合ってくれる？」
及川さんの一言に私は驚いた。
どんな思いでこの言葉を口にしたのだろう？
きっと本人はダメ元のつもりなんだろう…
でもそんな覚悟を決めた様な目で言われたら、私だって真面目に考えなきゃって思う。
それに、及川さんの牛島さんに対する気持ちは岩泉さんの次ぐらいにはわかってるつもり。
私も覚悟を決めた。
『……いいですよ。』
私がうつむいている及川さんにそう言うと、少し間が空いて、
及「え"っっ？！？！」
及川さんが、びっくり！！みたいな顔で顔を上げる。
いや、なんで驚いてんのよ
自分で出した条件でしょうが
全くこの人は…と思わず笑みが溢れる。
『…有言実行、期待してますからね。』
私は、未だパニック状態の及川さんに声をかける。
すると及川さんは真面目な顔に戻って、一度だけ力強く頷く。
及「必ず迎えに行くから待っててね。俺のおhi……「俺たちもだ。」……え？岩ちゃん？？」
及川さんが最後の決め台詞的な事を言っているときだった。
及川さんの背後から誰かが乱入してきた。
見ると、そこには岩泉さんを始めとする青葉城西高校のみんなが。
岩「抜け駆けすんじゃねぇクソ川」
花「"アイツ"じゃなくて"アイツら"だろ！」
松「で、アイツに勝つのは"俺"じゃなくて"俺たち"ね。」
国「そして千尋さんとお付き合いしたいのは俺たちも一緒です。」
金「…です！」
『……みんな』
及「チョット？！告白したの及川さんなんですけど？！」
及川さんは乱入してきたチームメイトに大ブーイング。
そしてチームメイトは抜け駆けした及川さんに大ブーイング。
そんな面白い光景を眺めていると、黒い大きな背中が視界を遮る。
田「おうおうおう！！何好き勝手に話進めてんだコラ！！」
日「進めてんだコラ！！」
影「………」
菅「うちのマネージャーを高く評価してもらったのは嬉しいけど…」
澤「渡す気はありませんので、ご承知おき下さい。」
月「………」
『…っ！！』
その大きな背中は大地さんだった。
澤「次も勝ちます。」
及「……次は負けません。」
主将たち二人はお互いの顔を、目をみて言葉を交わす。
その会話を最後に、私達は青葉城西高校に背を向け、今度こそバスに乗り込むのだった。
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りんねむ(プロフ) - 桜音姫さん» 全然大丈夫です！お気になさらないで下さい！ (2019年6月20日 6時) (
レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
桜音姫(プロフ) - すいません(￣▽￣;)10番のイメージが強すぎて勘違いしてました(^_^;) (2019年6月20日 3時) (レス) id: 1b05663279 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - 桜音姫さん» 原作沿いに書いているのですが、私の書くスピードが遅いもので……。すみません(^_^;)烏野10番の日向翔陽はもうしばらくお待ち下さい！！今回はコメントして頂いてありがとうございました！これからも本作品をよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年6月19日 21時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - 桜音姫さん» 初めまして！コメントありがとうございます！m(_ _)m先程、単行本2巻の方で確認しましたところ、青葉城西高校との初めての練習試合では、日向のゼッケン番号は5番でした。そこはまだユニフォームが届く前のお話なんですね！ (2019年6月19日 21時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
桜音姫(プロフ) - 初めまして(笑)今、練習試合のところまで読んだのですが、日向の背番号10番なのに5番になってるので訂正お願いします(^_^;) (2019年6月19日 18時) (レス) id: 1b05663279 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんねむ | 作成日時：2019年1月11日 0時
