第24話 じたばた ページ25
キュッキュキュッ
ドッッ
ギュンッッ
『！！！』
驚いた。
及川さんの打った強烈なジャンプサーブは真っ直ぐ月島の元へ。
つまり、あの"指差し"は月島を狙うことを宣言したってこと…？
そしてゴッという音と共に月島の腕にあたる。
及「……うん、やっぱり。
途中見てたけど、6番の君と5番の君。レシーブ苦手でしょ？1年生かな？」ﾆｺ
日「う"っ！！」
月「っ！！………」
サーブを打った直後に、笑ってそう言う及川さん。
…ちゃんと見てる
アップしながらのチラ見でそれがわかるのは、やはり流石としか言えない。
それにしてもなんという威力だろうか。
あれは中学の頃の比じゃない。
さらに、ほとんど宣言通りのコースに打つコントロール。
『これが青城の主将……及川徹…。』
ピッと笛がなり再度及川さんがサーブを打つ。
またしても月島狙いで青城側に点が入る。
すると…？
日「おい！コラ！大王様！！俺も狙えっ取ってやるっ！！狙えよっ！！」
日向が喚きながらじたばたする。
っていうか大王様って何だ。
あと、じたばたしてるの可愛い。
まるで駄々をこねる子供のみたいで…
その後、月島をサイドラインに寄せ、レシーブの得意な大地さんが守備面積を広げる。
ピッ
が、大地さんの作戦も虚しく、及川さんの打ったボールは完全に月島の真正面に。
『(あんな端っこにいるのにピンポイント…
でもコントロール重視の分多少威力が落ちてるかな…)』
ドッと言う音がして、月島がかろうじてボールを上げる。
そしてそのまま
金「チャンスボール！」
及川さんがレシーブしたボールはきれいな弧を描き、矢巾の頭上へ。
そしてバックトスが金田一に上がる。
金「オォッ！」
『(
烏野はセンターでブロックの用意をしていたので、金田一ブロックを完全に振り切り、フリーで打っ……
『！？！？』
たと思った。
しかし
日向が、日向の左手が、金田一の右腕の前に現れ、バチッと言う音と共にボールがふわりと浮く。
影「よしっ！」
田「ナイスワンタッチ日向！！」
澤「チャンスボール！！」
日向のワンタッチに湧く烏野。
金「くそが！！今度は俺が叩き落としてやるよ！！」
そして悔しがる金田一。
ブロックの着地をした日向は一瞬でコートの反対側に行き、思いっきり跳んだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1205人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りんねむ(プロフ) - 桜音姫さん» 全然大丈夫です！お気になさらないで下さい！ (2019年6月20日 6時) (
レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
桜音姫(プロフ) - すいません(￣▽￣;)10番のイメージが強すぎて勘違いしてました(^_^;) (2019年6月20日 3時) (レス) id: 1b05663279 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - 桜音姫さん» 原作沿いに書いているのですが、私の書くスピードが遅いもので……。すみません(^_^;)烏野10番の日向翔陽はもうしばらくお待ち下さい！！今回はコメントして頂いてありがとうございました！これからも本作品をよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年6月19日 21時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - 桜音姫さん» 初めまして！コメントありがとうございます！m(_ _)m先程、単行本2巻の方で確認しましたところ、青葉城西高校との初めての練習試合では、日向のゼッケン番号は5番でした。そこはまだユニフォームが届く前のお話なんですね！ (2019年6月19日 21時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
桜音姫(プロフ) - 初めまして(笑)今、練習試合のところまで読んだのですが、日向の背番号10番なのに5番になってるので訂正お願いします(^_^;) (2019年6月19日 18時) (レス) id: 1b05663279 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りんねむ | 作成日時：2019年1月11日 0時
