第10話 かつての仲間 ページ11
火曜日の放課後
in私立青葉城西高校
金田一side
「なぁ今日来る烏野ってさ、"アレ"がいる学校だろ？"コート上の王様"
お前出身中学同じだろ？金田一？」
体育館の裏を矢巾さんと歩いていると、アイツの話になる。
金「ああ…"影山"っスか？
別に大したことないっスよ？
確かに個人技は頭一つ抜けてましたけど、チームプレーっていうモンが根本的に向いてないんスよ。
……アイツ自己チューだから。」
思い出すだけでムカつくアイツの事を、嫌味・皮肉を込めて矢巾さんに説明する。
矢「へーっ…まあ行った先が烏野だしな。
昔は強かったのか知らんけど、烏野つったらマネが美人てことしか覚えてないし。」
金「マジっスか！？」
矢「そーなのよ！ちょっとエ ロい感じの黒髪メガネの人と、なんかオーラのある赤毛の人。
赤毛の人は及川さんだけじゃなくて、岩泉さんも声かけてたからよく覚えてる！二人とも可愛かったなぁー」
金「え…？」
先輩にとっての烏野の認識よりも、マネージャーの話が気になった。
もちろん、可愛いからって言うのもあるけど…
岩泉さんが話しかけた赤毛のマネージャー…？
それってもしかして…
矢「あ、そう言やガラの悪い奴居たなー
ボーズで目つき悪くてアッタマ悪そうな顔したー…」
矢巾さんがそう言った時だった。
曲がり角からその"目つき悪くてアッタマ悪そうな顔したボーズ"が現れた。
「「！？」」
矢「あっ、えーーっと……」
田「ウチをあんまナメてっと……
食い散らすぞ。」
「「！！！？！」」ﾋﾞｸｰｯ
あまりの迫力に思わず身震いする。
……なんてガラの悪い奴らだっ！！
その後も挑発を続ける烏野だが、後から来た主将らしき人に怒られて体育館へと向かっていった。
その時俺はアイツを見つけてしまって、思わず声を…、
……かけてしまった。
金「……久しぶりじゃねーの。"王様"」
"王様"の一言にアイツはピタッとその場に止まる。
俺は嫌味を込めて、
金「そっちでどんな独裁政権敷いてんのか楽しみにしてるわ」
アイツの背中に言う。
しかしアイツは「…ああ。」と言って、またすぐに歩き出してしまった。
金「……？なんだあいつ。
……大人しいフリしやがって…」
なんだか悔しくて、少しずつ遠くなるアイツの背中を見てボソッとつぶやく。
その時懐かしい声が耳に届いた。
俺の大好きな、"あの人"の声が……
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1205人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りんねむ(プロフ) - 桜音姫さん» 全然大丈夫です！お気になさらないで下さい！ (2019年6月20日 6時) (
レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
桜音姫(プロフ) - すいません(￣▽￣;)10番のイメージが強すぎて勘違いしてました(^_^;) (2019年6月20日 3時) (レス) id: 1b05663279 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - 桜音姫さん» 原作沿いに書いているのですが、私の書くスピードが遅いもので……。すみません(^_^;)烏野10番の日向翔陽はもうしばらくお待ち下さい！！今回はコメントして頂いてありがとうございました！これからも本作品をよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年6月19日 21時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - 桜音姫さん» 初めまして！コメントありがとうございます！m(_ _)m先程、単行本2巻の方で確認しましたところ、青葉城西高校との初めての練習試合では、日向のゼッケン番号は5番でした。そこはまだユニフォームが届く前のお話なんですね！ (2019年6月19日 21時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
桜音姫(プロフ) - 初めまして(笑)今、練習試合のところまで読んだのですが、日向の背番号10番なのに5番になってるので訂正お願いします(^_^;) (2019年6月19日 18時) (レス) id: 1b05663279 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りんねむ | 作成日時：2019年1月11日 0時
