トリプルフェイスのご寵愛vol.3【名探偵コナン】

ep.98　相談したかったのに ページ8

『…あ、赤井さん？なんで…？』

赤「……」


赤井さんの姿に驚く私だが、それは彼も同じことで、目を見開いて驚いた顔をしている。
その時…！


ガチャ

「赤井さん！ジョディ先生から何か連絡あった？！……って千尋？！」

『コナン君？！…って言うかやっぱり赤井さんなんだ…』


もう何がなんだか…。昴さん居なくて赤井さん居るし、コナン君はもの凄い形相で部屋に入ってくるし、それにジョディさんから連絡って何…？

私の頭は爆発寸前だった。
でもその前に…


『…赤井さん、早くお洋服来てくださいっ…！//』

赤「あ、あぁ…すまない…」


赤井さんは腰にタオル一枚巻いただけの状態だった。別に何か悪いと言うわけでは無いが、自分が殿方のそういう姿に慣れていないので目のやり場に困るのだ。

それにしても…

…めっちゃいい身体…
割れた腹筋、筋と血管が浮き出る腕。脹脛(ふくらはぎ)や腿(もも)も、凄く綺麗だった。


『(ってー！私は何を考えているんだ？！)///』

赤「さっきは悪かったな。見苦しい姿を見せしてしまった。」

『あ、いや、そんな！そもそも勝手に上がってた私が悪いので…！』


黒いVネックのシャツに緩めのズボンを履いて再登場した赤井さん。会うのは久しぶりだし、さっきまで考えてた事がアレだったから緊張してしまう…


コ「ねぇ、千尋姉ちゃんはどうしてここにいるの？」


そんな時コナン君が私に話しかけてくれた。
…ナァイス新一


『昴さんに相談があってきたんだけど…今日はいないのかな？』

コ「す、昴さんは今日お友達の家に泊まるって言ってたよ！」

『へぇ…そう』


…どうやらコナン君はお姉さんを甘く見ている様だ。
何年一緒にいると思ってるのか。それに私はこれでも公安警察ですよ？
コナン君はわざとらしいからすぐわかる。何を隠しているのかは知らないが、とりあえず知らんぷりをすることにした。


赤「それで、沖矢くんに相談とは？」

『あー、今度任された仕事について相談しようと思ったんです。』


今度は赤井さんが私に話しかけてくる。
私はドキドキする胸を抑えてあくまでも冷静に話を続けた。


赤「沖矢くんはただの大学院生だろう？警察の仕事の相談なんてしても役に立たないと思うが…」

『んー、なんか昴さんと話すと気持ちが落ち着くんですよね。なんかこう、優しく包み込んでくれる感じ？まぁSでねちっこいところもありますけどね笑』

赤「…そうか」

『そうです。ﾆｺ
…この前のカレーまだ残ってるかなー？』

赤「えぇ、多少は…」

『え？』

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