ep.124 試験日当日 ページ33
千尋side
『では行ってきます!』
降「行ってらっしゃい。頼んだぞ。」
『はい!』
風「落ち着いてな…」
『はい、頑張ります!』
亮「ヘマしないように気をつけて下さいね!」
『君は口を閉じようか』
あれから数日が経ち、今日は例の店の採用面接試験の日。私は一度本庁に出勤したあと、準備を済ませていざ出発。上司や先輩、後輩、同僚達に見送られて、私は車を走らせた。
『よし着いた!緊張するな…』
その店はビルとビルの間を通り抜けた先にある。人目を避けるようにひっそりと。
時計を見ると指定された時刻の10分前。
私は一度深呼吸をしてからドアに手をかけた。
カラカラカラ
『っ…!』
「…あら?お客さんですか?営業はまだですよ?」
ドアを開けると、カウンターに立つ薄ピンクのボブヘアーをした可愛いらしい女性が出迎えてくれた。どうやら私を客と間違えているようだ。
『あ、あの!今日面接を…!』
「あぁ新人さんですね!今案内するので少し待っていて下さい。」ニコ
『はい…!』
事情を話すとすぐにわかってくれた。
なんかいい人そうだな…とても悪い事をしている人間には見えない。
「こっちです、ついてきて下さい。」
『あ、はい!』
少しして、一度店の奥に入った彼女が戻ってきた。私は素直に後を着いていく。
「私の名前は山城桜です。よろしくお願いしますね。」
『私は諸星南と言います。よろしくお願いします!』
桜「南ちゃんですね。では、面接頑張って下さいね!」ニコ
『ありがとうございます!』
面接の部屋に向かいながら簡単に自己紹介をする。部屋につくと桜さんは優しい笑顔でお見送りしてくれた。…この人やっぱり可愛いな。
コンコン
桜「ママ、新人の子連れてきましたよ。」
「えぇ。入っていわよ。」
『失礼します!』
ガチャ
ドアをノックして、返事が帰ってきてから部屋の中に入る。桜さんとはここで一旦お別れ。私は緊張しながらも足を前に進めた。
部屋に居たのは中年の女性と若い女性、そして若い男性の3人だった。
「今日はわざわざ面接に来てくれてありがとう。私はココのママをしている岡本麻由美よ。よろしくね。」
「私はココで働いてる福原楓。よろしく。」
「私はココのマネージャーをしています、片山哲郎と申します。」
麻「諸星南さんでいいのよね?」
『はい!』
麻「では面接を始めてましょう」
『よろしくお願いします!』
こうして面接試験が始まった。
1015人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りんねむ(プロフ) - コメント、応援ありがとうございます!これからももっともっと楽しんで頂けるよう頑張ります!! (2020年4月11日 2時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
#Marisa - めちゃくちゃ面白いです!これからも応援してます!更新頑張ってください! (2020年4月11日 1時) (レス) id: 12856f7fd8 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - イアデビルさん» コメントありがとうございます!!頑張ります!!(^_^)丿 (2020年4月4日 17時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
イアデビル(プロフ) - 面白いです!更新待ってます!頑張ってください! (2020年4月3日 13時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - ルイさん» コメントありがとうございます!ファミリー揃うのマジか!!って感じです!私も公開日に絶対見に行きます!(^^)v (2019年12月6日 16時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:りんねむ | 作成日時:2019年11月25日 0時